アメリカに新拠点設立
2025-10-30 13:54:22

河合楽器、アメリカに新たな電子ピアノ開発拠点を設立

河合楽器、アメリカに新たな電子ピアノ開発拠点を設立



株式会社河合楽器製作所が、10月に新しい電子ピアノ開発拠点をアメリカに設立したことを発表しました。この新たな拠点は、電子ピアノにおける開発力を強化することを目的としており、今後の事業展開に大きな意味を持つことが期待されています。

第8次中期経営計画『KAWAI 十年の計』の進行



河合楽器は、2025年から2035年までの10年間を見据えた中期経営計画『KAWAI 十年の計』に取り組んでいます。この計画は、同社が「世界一の鍵盤楽器メーカー」になるための大きな目標を掲げており、主力の鍵盤楽器事業を成長させ、企業価値の向上を目指しています。特に、成熟市場である欧州・北米・日本・中国が今後10年でも市場規模の8割超を占めると考えられているため、高付加価値製品の投入を加速し、シェアの拡大が重要な課題とされています。

アメリカ拠点の概要



新設された開発拠点は、「電子楽器事業部 開発統括室 USA分室」という部署名で、2025年10月1日から運営を開始します。所在地はカリフォルニア州ロサンゼルス市で、河合楽器の販売子会社であるカワイ アメリカ内に設立されます。この拠点では、北米市場におけるマーケティング、製品開発、基礎技術の研究開発、外部団体との技術交流や連携、販促活動のサポートなどが行われます。

北米市場の重要性



代表取締役社長の河合健太郎氏は、新たな開発拠点の設立が北米市場における製品開発力を強化し、現地の価値観やライフスタイルを製品設計に反映させる重要なステップになると述べています。特にアメリカでは、電子ピアノ市場におけるシェア拡大の余地が大きく、この地域での成長は今後の事業にとって極めて重要です。河合楽器は、現地での市場理解を深め、お客様のニーズを的確に捉えた製品を迅速に提供することで、ブランド力と市場での存在感を高める考えです。

今後の展望



『KAWAI 十年の計』における成長戦略の一環として、現地開発を起点としたグローバル開発体制の強化は、鍵盤楽器事業の競争力向上と持続的成長につながると確信しています。河合楽器は、「世界一の鍵盤楽器メーカー」の実現に向け、計画を一歩ずつ着実に進めていく姿勢を示しています。これにより、世界中の音楽ファンに向けて、より魅力的で革新に満ちた製品を提供し続けることが期待されます。


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