バリラ パスタ チャンピオンシップ アジア大会2025
11月11日、マレーシア・クアラルンプールで開催された「Barilla Pasta Championship Asia 2025」では、アジアの料理界が熱く盛り上がりました。1877年に創業されたイタリアのNo.1パスタブランド、バリラが主催するこの大会には、日本、ベトナム、フィリピン、中国、マレーシア、韓国、シンガポール、インドの8カ国から選出されたシェフたちが参加し、熱い戦いを繰り広げました。
優勝者はフィリピン代表シェフ!
大会の結果、フィリピン代表のアーロン・ジョセフ・グリナオシェフが見事にアジア・チャンピオンの座を勝ち取りました。彼の料理は「Spaghetti in Alaminos Longganisa Ragu with Smoked Kesong Puti」というタイトルで、地元食材を使った斬新な一皿です。審査員たちは、その洗練された味わいと魅力的なプレゼンテーションに高評価を与えました。
厳しい審査を経て見せたシェフたちの技
アジア大会の開催自体が、イタリアの食文化を継承することを目的としています。この大会では、参加したシェフたちは持ち時間の55分間で、各国独特の食材や調味料を駆使した料理を披露しました。審査員として参加したのは、バリラのエグゼクティブシェフや食文化の専門家たち。彼らは英語で審査を行い、各国シェフのこだわりや技術を公平に評価しました。
日本からは、東京のレストラン「Convivio」の澤田隼人シェフが参加しました。澤田シェフは、ウイスキーとペットで燻製をかけたペンネを使った料理を作り上げ、その独自性が観客や審査員の心をつかみました。
表彰台に登ったシェフたち
優勝したアーロン・ジョセフ・グリナオシェフのほかにも、2位には韓国のチョン・チョル・リーシェフ、3位にはシンガポールのフェリックス・チョンシェフが輝きました。彼らはそれぞれに巨額の賞金や、イタリア・パルマのフードバレーへのガストロノミーツアーが贈られることに。これはただの旅行ではなく、イタリア料理の本場での貴重な経験となるでしょう。
パスタの進化と文化の融合
この大会を通じて、アジア各国の食文化とイタリアのパスタが融合し、新たな創造性が生まれました。地域の食材や伝統に根ざした料理が、グローバルな舞台で進化し続ける姿は、多くの人に感動を与えました。
アーロン・ジョセフ・グリナオシェフは、受賞後に「このタイトルを獲得したことは大変光栄です。フィリピンの味をイタリア料理に活かせたことを誇りに思います」と述べました。
最後に
バリラのパスタチャンピオンシップは、単なる料理コンペではなく、文化の交流と新しい料理の可能性を示す舞台とも言えるでしょう。これからも私たちの食卓に新たなパスタとの出会いがもたらされることでしょう。