大盛況のカルチャー・デイズ
2025-02-18 12:07:29

サウジアラビアのジャパン・カルチャー・デイズが38万人を魅了した理由とは

日本の伝統文化がサウジアラビアを魅了!



2025年1月23日から2月8日まで、サウジアラビアのダーランにあるアブドゥルアジーズ王世界文化センター(Ithra)で、日本の伝統文化への理解と体験をテーマにした「ジャパン・カルチャー・デイズ」が開催されました。この特別なイベントには、なんと38万人以上の来場者が訪れ、日本との国交樹立70周年を迎える中、その関心の高さを如実に感じさせる結果となりました。サウジアラビアではアニメや現代のポップカルチャーが注目されていますが、今回のイベントを通じて、歴史ある日本の伝統文化への関心もまた高まっていることが証明されたのです。

魅力的なプログラムが盛りだくさん



イベント期間中は、多岐にわたるプログラムが展開されました。伝統文化に関する展示や日本料理の紹介、さらには日本の伝統工芸の実演、生花や書道のワークショップといったものが行われ、日本文化を多角的に体験できる貴重な機会となりました。また、文学や文化をテーマにしたディスカッションも開催され、来場者は日本文化の魅力に触れるだけでなく、サウジアラビアの文化と比較しながら新たな知見を得ることができたのです。

国の代表が訪問



このイベントには、駐サウジアラビア日本国大使の森野泰成氏も訪れ、展示を観覧。アーティストや関連者との交流を通じて、サウジアラビアと日本の文化的結びつきの重要性を強調しました。Ithraのカルチャー・プログラムはまさに、異国の文化を紹介し、多世代の人々が参加できるインタラクティブな体験を提供する場所として機能しています。

ITHRAのカルチャー・プログラム



Ithraは2018年の開館以来、世界との架け橋として異文化交流を推進し、今回の「ジャパン・カルチャー・デイズ」も多くの高評価を受けて盛況のうちに終了しました。過去には、ベトナムやエジプトの文化を紹介するイベントも開催されており、多様な文化交流の場としての役割を果たしています。

注目のプログラム



このイベントのハイライトの一つとして、和太鼓演奏グループ「DRUM TAO」が初のサウジアラビア公演を行いました。世界中で900万人以上の観客を魅了してきたこのグループは、伝統的な和太鼓演奏に篠笛や琴のメロディー、そして現代的な振付を融合させた見応えのあるステージを披露。その迫力あるパフォーマンスに会場は大いに盛り上がり、夢中になった子どもたちとの交流も行われました。

展示内容



「木目細やかさと技術を誇るきもの展」では、日本の伝統的な着物とその職人技を紹介するため、福島県の美術館からアンティーク着物が展示され、また現代のデザインも取り入れたアイテムが揃いました。この展示では、歴史的背景に基づく着物の魅力や、それがいかに文化交流の架け橋となるかを伝える素晴らしい内容となっています。

日本車展



さらに、日本車展も開催され、日本の自動車産業の歴史や技術を紹介しました。観客はクラシックカーから最新のコンセプトカーまで多彩に展示された車両を通じて、日本の自動車文化に触れることができました。加えて、サウジアラビアのコレクターによる珍しい車も展示され、訪れた人々は新たな発見を楽しみました。

体験型アクティビティ



来場者はメタバースを活用した『東京への旅』体験など新しい形のエンターテインメントも体験しました。バザーでは伝統工芸品や本格的な日本の屋台を楽しむこともでき、文化の多様性を実感できる場となりました。

映画やパフォーマンスも充実



さらに、Ithraでは日本映画の特別上映も行われ、アラビア語の字幕付きで多くの作品が紹介されました。その中にはスタジオジブリの新作も含まれ、観客の期待が高まりました。歌舞伎やけん玉パフォーマンスなど、伝統芸能から現代パフォーマンスまで、様々なイベントが開催され、終始活気にあふれていました。

まとめ



「ジャパン・カルチャー・デイズ」は、サウジアラビアの人々にとって、日本の文化を深く理解するための貴重な機会を提供し、その結果、38万人以上の訪問者をうまく魅了しました。Ithraはこれからも、異文化交流を進める重要な役割を果たしていくでしょう。日本の文化の美しさと豊かさを伝えるイベントが、今後も続くことを期待しています。


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