ニッスイの新たな取り組み
株式会社ニッスイは、2003年から販売を続けているロングセラー商品「海からサラダフレーク」の包装形式を見直しました。このたび、プラスチックトレーを使用しないシンプルな包装形態に変更することで、環境への負荷を大幅に軽減します。具体的には、120gのパッケージでプラスチック使用量を45%、72gのパッケージでは43%削減することができるのです。この変更は、環境保全の一環として、他のフレークタイプの風味かまぼこにも展開する予定です。
新しい包装形態の特徴
従来のパッケージはプラスチックトレーにフィルムをかけてラベルを貼付する形式でしたが、今回からはピロータイプと呼ばれる包装に変更されます。この方法では、内容量は従来品と同じままでありながら、商品のサイズは小さくなり、配送用段ボールのサイズも約45%削減される見通しです。これにより、配送時の積載効率が向上し、CO2排出の削減にも寄与します。
環境配慮のマーク「みらいの海へ」
新包装の裏面には、ニッスイ独自のマーク「みらいの海へ」が記載されます。このマークは、環境への配慮を示すもので、2021年から導入されたものです。お客様とともに環境負荷軽減に取り組むことを目的としており、消費者にとっても分かりやすい指標となっています。
健康志向の強まりに応じた商品
「海からサラダフレーク」は、料理に彩りを添える風味かまぼことして人気があります。特に、すり身を主原料とし、卵を使っていない「たまごフリー」を実現しているため、卵アレルギーの方にも安心してお楽しみいただける商品です。近年の健康志向の高まりに伴い、手軽に白身魚の良質なタンパク質を摂取できる点も評価されています。
2025年を見据えた今後の展開
ニッスイは、2025年を目標に包装形態の環境負荷低減を図る取り組みをさらに推進していきます。消費者に商品の魅力をより多く知っていただくためのコミュニケーションも強化し、サステナブルな選択肢を提供することを目指しています。
新しい「海からサラダフレーク」のブランドサイトも1月22日に公開予定です。新しいエコ&ヘルシーなスタイルを体験してみてください。ニッスイは、長期ビジョン「Good Foods 2030」に基づいたサステナビリティ経営に取り組み続け、さらなるプラスチック削減を進めるでしょう。これからの環境への配慮と、健康志向の高い商品を両立させた新しい時代に、私たちが選ぶべき商品の一つです。