心身障がい児コンサート
2025-02-07 13:39:09

重症心身障がい児と家族のための新春コンサート体験レポート

COCOLON新春コンサートが実現した特別な日



2025年1月11日、東京都江戸川区のタワーホール船堀にて、重症心身障がい児とその家族が共に楽しめる新春コンサート「COCOLON」が開催され、温かい笑顔と感動に包まれました。このイベントは、特定非営利活動法人EPOによって運営され、162名の参加者が集まり、音楽を通しての特別な体験を共有しました。

コンサートの工夫と配慮



通常のコンサートでは、観客は椅子に座ることが一般的ですが、COCOLONでは、座位が難しいお子様のためにクッションフロアが導入されました。これにより、自由な姿勢で音楽を楽しむことができ、車いすやバギーに乗ったままの参加も可能でした。運営側は、雨の日や医療的なケアが必要な際も安心して参加できる環境を整えており、医療デバイスの電源確保やおむつ交換のスペースまで用意されていました。

音楽を通じたコミュニケーション



この日は、「音のなかまたち」という音楽ユニットが、本格的な演奏を披露しました。代表を務める「やまキッズ」を含む5人組の彼らは、子ども向けの楽曲だけでなくクラシック音楽の名曲も取り入れ、参加者全員が音楽に親しめるプログラムが盛り込まれていました。舞台から観客席が近く、音楽の力を直に感じられる特別な空間となりました。

参加型イベントの魅力



コンサートでは、観客参加型のコーナーも設けられ、抽選で選ばれた家族が舞台に上がって「バスにのって」に参加しました。この特別な体験によって、参加者はただの観客から「演者」に変身し、笑顔で体を動かして楽しむことができました。また、リクエストコーナーでは、事前に選ばれた楽曲に対してやまキッズが即興で演奏し、会場の盛り上がりを一層高めました。

先進的なオンライン配信



今回のコンサートでは、初の試みとして2部公演でのライブ配信が行われ、自宅でもコンサートを楽しむことができました。これにより、遠方や体調の関係で参加できなかった方々も、会場の雰囲気を感じることができ、アーカイブ配信も行われたため後日、自宅で振り返りながら楽しむことが可能となりました。今後はさらなる技術の向上を目指し、多くの障がい児家族が参加しやすいイベントを展開していく予定です。

お客様の声



参加した家族の方々からは、「初めてのコンサートが楽しかった!」といった嬉しい声が寄せられ、兄弟たちも盛り上がっていました。特に、お兄さんが心に残るパフォーマンスを堪能できたことが印象的だったようです。参加者同士のコミュニティが活性化し、障がいがあっても一緒に楽しめる環境の重要性が再確認されました。

今後の展望



今後もCOCOLONは、重症心身障がい児とその家族、支援者が共に楽しめるイベントやセミナーを計画しており、交流の機会を増やしていくことを目指しています。音楽を通じた「楽しみ」「学び」が繋がり、きっと心に残る思い出となることでしょう。これからも地域に根ざした活動を進め、より良い環境を提供するために尽力していきます。

コンタクト情報



特定非営利活動法人EPO 公式サイト: EPO
COCOLON プロジェクトの詳細: COCOLON
問い合わせ: info@co-co-lon.com


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