高校生が手がけた新しいお土産「しまぎゅみ」
近年、地域資源を活用した新商品が数多く生まれていますが、鹿児島県徳之島で新たな土産菓子「しまぎゅみ」が誕生しました。このプロジェクトは、日本航空株式会社(JAL)、株式会社JALUX、そして徳之島町が連携し、地域の高校生たちが企画・開発に関わっています。
地域の課題をビジネスで解決する
徳之島は、美しい自然と豊かな農作物に恵まれていますが、その一方で、台風などの影響によりフルーツを新鮮な状態で島外へ流通させるのは難しいのが現状です。この課題を克服するために、高校生たちは「保存が効き、手軽に届けられる」お菓子作りというアプローチを考えました。
そのうちの一つが、特産の島みかん「シークニン」を使用した「しまぎゅみ」です。これにより、徳之島のフルーツを利用した魅力的なお土産が完成しました。
しまぎゅみの特徴
「しまぎゅみ」は、島みかん「シークニン」の特有の酸味とほのかな苦みが調和し、奥深い味わいが楽しめます。また、「ぎゅっ」と閉じ込めた島の魅力を感じてもらいたいという思いから、このユニークな名前が付けられました。パッケージデザインは、高校生自らがプロのデザイナーからアドバイスを受けて考案しました。フルーツのみずみずしさが伝わる印象的なデザインになっています。
学校教育と地域活性化の融合
このプロジェクトは、JALグループとi.clubによって提供された地域人財育成プログラムの一環で、徳之島高等学校の授業内で約10ヶ月間取り組まれました。毎週木曜日にはイノベーション教育や専門家によるサポートが行われ、高校生たちが地域の特産品を活かした新たな商品を創出する過程を体験しました。
地元企業との協力で製造も万全
有名な「豚みそ」や「パパイヤスパイス」など、徳之島の特産品に精通した地元企業「岡山食品」が製造を支援し、高校生たちの熱い想いを現実の形にしました。今後、「しまぎゅみ」は道の駅やふるさと納税の返礼品として販売予定で、地域の人々にも楽しんでもらえる商品となっています。
クラウドファンディングで地域支援
さらに、JALUXが運営する「JALふるさとクラウドファンディング」を利用し、このプロジェクトへの支援を募ったところ、目標額の550万円を上回る合計6,545,300円が集まりました。この支援金はすべてプロジェクトの活動に活用されます。地域の未来のために、こうした取り組みが注目を集めています。
おわりに
「しまぎゅみ」は単なるお菓子ではなく、徳之島の自然やその魅力を体験できる素晴らしい商品です。高校生たちの挑戦により、多くの人に徳之島の魅力が伝わることを期待しています。今後も彼らの活躍に注目し、応援していきましょう。