神社と大学の夢のコラボ！「天祖神社歌占」がついに完成

心に響く「天祖神社歌占」の誕生

大学と神社が手を組み、長年の努力の結果、神社オリジナルの和歌みくじ「天祖神社歌占」が完成しました。このプロジェクトは2014年にスタートし、成蹊大学の平野多恵教授と天祖神社の宮司・小林美香氏が共同で、神々の歌占を制作してきました。これまでに23体の歌占が制作されてきた中で、新たに富士の神が加わることで、12年にわたる協働の成果が結実しました。

神々のメッセージを伝える

「天祖神社歌占」とは、神様のお告げを和歌で示す特別なおみくじのこと。江戸時代から続く伝統に基づき、神様は和歌を通じて参拝者にメッセージを届けると考えられてきました。特に今回のプロジェクトでは、伝統的な和歌の形式を用いることにより、神社の文化や歴史を現代にむけて伝承しています。また、歌占には「天岩戸開」絵馬や狛狼像といった地域の文化財も含まれており、神社を訪れる人々にとって新たな体験となることでしょう。

完成記念イベントの詳細

「天祖神社歌占」の完成を祝して、以下の特別なイベントが開催されます。

歌占奉納祭と和歌披講

- 日時: 2025年12月27日（土）14:00~14:40
- 場所: 天祖神社神楽殿

新しく制作した富士の神の歌占を神前に奉納し、和歌を披露するという特別な行事です。また、宮中歌会の主任による和歌披講も行われ、伝統的な雰囲気の中で進行します。

歌占の奉仕

- 日時: 2026年1月3日（土）、1月11日（日）11:00~17:00
- 場所: 天祖神社境内

成蹊大学の大学院生が歌占の奉仕を行い、参加者には特別なおみくじを引く機会が与えられます。11日には、神社でのどんと焼きの神事も行われ、成蹊大学のマスコットキャラクターのピーチくんも参加予定です。

対談イベント

- 日時: 2026年1月3日（金）14:00~14:30 / 2026年1月11日（日）15:00~15:30
- 場所: ときわ台天祖神社神楽殿

この対談では、12年にわたるプロジェクトの背景や思いを語ります。

読んで体験する『天祖神社歌占神さま読本』

さらに、本プログラムの成果を集大成した『天祖神社歌占神さま読本』も発行予定です。2026年1月1日から社頭で頒布されるこの読本では、歌占の引き方や神様にまつわる情報を掲載しています。参拝者は、歌占を引いた神様が祀られている全国の神社を巡ることができるマップも入っており、この本を持って神社巡りを楽しんでいただけます。

天祖神社と成蹊大学のパートナーシップによって豊かな文化創造が実現した「天祖神社歌占」は、訪れるすべての方に喜びをもたらす新たな形の和歌みくじ。ぜひあなたもこの機会に、神々のメッセージに耳を傾けてみてはいかがでしょうか？