田川寿美、東京・原宿での昭和100年ライブを成功裏に終える
演歌界の実力派、田川寿美が東京・原宿にて特別なライブを開催しました。日時は16日、場所は渋谷区にあるラドンナ原宿。約140人のファンが詰めかけた中、昭和100年をテーマとした全17曲が熱唱されました。このライブは、彼女のデビュー34周年を記念したもので、多くのファンの熱い声援の中、彼女はその歌声を披露しました。
ライブは昼夜二回公演で、オープニングは「女の舟歌」で始まりました。田川は、今年が34年目の節目であることを挨拶しつつ、これからもファンに歌を届ける機会を増やしていきたいと語りました。「懐かしい歌、名曲を選びましたので、皆さまに楽しんでいただけたら」と意気込む姿が印象的です。
セットリストには、自身のヒットから「哀愁港」、デビューシングル「女…ひとり旅」や、昭和の名曲カバーも含まれました。神楽坂はん子の「ゲイシャ・ワルツ」、美空ひばりの「明治一代女」など、聴きごたえのある選曲が並びました。さらに、ピアノやバイオリンとともに、ギターの生演奏が加わる場面もあり、ファン達はその美しいハーモニーに酔いしれました。
中島みゆきの「糸」、井上陽水の「夢の中へ」、ちあきなおみのデビュー曲「雨に濡れた慕情」など、世代を超えた名曲が流れる中で、田川は全17曲を約1時間半にわたって熱心に歌い上げ、会場は盛り上がりました。
「何十年もライブをやらせていただいていますが、毎回緊張しますよ」と語る田川。近距離でのファンとのふれあいには「親以上の存在として支えてくださっている方々のお陰で、今の私があります」と感謝の気持ちを述べました。彼女の言葉から感じられるのは、ファンとの絆の深さです。
35周年を前に、田川は「演歌を世界に広めたい」との思いを語ります。「美しいメロディーは日本人の誇りでもあり、海外からの訪問者にも伝えたい」と熱く語り、今後の活動に期待が寄せられます。来年の節目の年には、より多くの素晴らしい曲を披露したいと意気込みを見せました。
また、4月5日には、東京・世田谷区民会館で開催される「第22回・長良グループ夜桜演歌まつり」への出演も決まっています。今後の彼女の活躍にも目が離せません。