映画『架空の犬と嘘をつく猫』、ワールドプレミア決定
株式会社ヒューマックスエンタテインメントが制作した、映画『架空の犬と嘘をつく猫』が、世界の15大映画祭の一つであるタリン・ブラックナイト映画祭の公式コンペティションに選ばれ、ついにワールドプレミアの開催が決定しました。この作品は、主演に高杉真宙を迎え、森ガキ侑大監督が手掛けた新作です。
映画の概要とストーリー
本作の原作は、寺地はるなの同名小説で、脚本は日本アカデミー賞を受賞した菅野友恵が担当しています。物語は、事故で亡くなった弟を失った母が現実を見失ってしまい、家族はそれぞれの「嘘」を重ねながら暮らす機能不全の羽猫家約30年間を描いています。エモーショナルで愛おしい家族の姿を、森ガキ監督が繊細に紡いでいます。
主人公の羽猫山吹を演じる高杉真宙は、最近の作品でも数多くの注目を浴びています。他にも、彼の幼馴染で恋人役を演じる伊藤万理華や、初恋の相手遠山かな子役の深川麻衣など、強力なキャストたちが脇を固めています。また、母親役には安藤裕子、祖父母役には柄本明や余貴美子といった実力派俳優が揃い、個性あふれる役柄を織り為めています。
タリン・ブラックナイト映画祭の意義
タリン・ブラックナイト映画祭はエストニアの首都タリンで毎年開催される国際映画祭で、毎回作品の作家性やメッセージ性に重きを置いています。過去には日本の有名映画も多く上映されており、参加すること自体が一つの名誉です。この映画祭での上映により、世界中の観客に作品を届ける素晴らしい機会となります。
映画のメッセージと期待される反響
森ガキ監督は、本作について「家族という不思議な集合体」をテーマにしていると語っています。愛や優しさ、嘘や沈黙が家族を結びつける様子は、観た人の心に深い感動を与えることでしょう。不完全でありながらも互いに支え合う矛盾した家族の形を描いた本作が、ワールドプレミアでどのような反響を呼ぶのか、今から期待が高まっています。
壮大な映像美とともに
本作のために解禁された映画祭限定ビジュアルは、意気込みと緊張感が交錯する場面を捉えた美しいデザインとなっています。家族がそれぞれどのように向き合い、成長していくのか、数々のシーンが期待をさらに盛り上げています。
映画の公開日
『架空の犬と嘘をつく猫』は2026年1月9日(金)から全国公開される予定です。今後の続報にも注目が集まります。また、映画祭での上映に関する詳細情報は、公式サイトなどで随時発表されますのでお見逃しなく!
閉じられた心の扉が開かれる瞬間を、ぜひ大スクリーンで体感してみてください。