FASHION FRONTIER PROGRAM 2024の受賞者発表
2024年度の「FASHION FRONTIER PROGRAM(ファッション・フロンティア・プログラム)」が盛況のうちに幕を閉じました。このプログラムは、社会的責任とクリエイティビティを兼ね備えたファッションデザイナーの育成を目指して、国内外から多くの応募者を募り選考を行っています。
受賞者の発表
プレゼンテーションが行われた2024年12月3日、東京の九段下に位置するkudan houseで、8名のファイナリストがその成果を発表しました。厳正な審査を経て、グランプリには須田美咲さんの「Forest Clothes: In the glow」が選ばれました。準グランプリには、富山聖さんの「KEMMUN」と村田充生さんの「WE WANNA 農!!!」が選出され、各デザイナーの情熱と独創性を感じさせる作品が評価されました。
グランプリ作品の紹介
- - 須田美咲さん「Forest Clothes: In the glow」
森の衰退とその影響をテーマに、森林の光を感じることのできる衣服をデザインしました。光を使って染色されたテキスタイルが特徴で、自然への新たな視点を提供するための挑戦でもあります。
-
富山聖さん「KEMMUN」
奄美大島の妖怪「ケンムン」をテーマに、自らのアイデンティティを描いた作品。妖怪の存在が持つ文化的な側面を活かし、サトウキビを材料にした優しさ溢れる衣服が特色です。
-
村田充生さん「WE WANNA 農!!!」
農の精神とファッションを融合させ、百姓の誇りを表現した作品。農の重要性と、その美しさを訴えるジェスチャーが印象的です。
エキシビション開催のお知らせ
2024年12月9日から14日まで、株式会社ゴールドウインの東京本社で作品のエキシビションが開催されます。これは昨年に引き続き、ファイナリストの作品と、昨年度の受賞者の新作が展示される貴重な機会です。入場は無料ですので、ぜひ足を運んでください。
特別トークと審査員も注目
今回のプログラムには、ファッション業界の著名な専門家が審査員として参加し、彼らの視点からも多様な評価がなされました。審査を通じて、新しいファッションの可能性を見いだすことができたと多くの参加者が感じています。
未来のファッションを体験しよう
このエキシビションでは、ファイナリストたちの作品を通じて、今後私たちがどのように衣服を作り、着るべきかを考える機会となります。ファッションが持つ多様な可能性を共に考える場に、ぜひご参加ください。
FASHION FRONTIER PROGRAMは、未来のファッションデザイナーたちが集まり、新たな学びや発見をする場でもあります。今年のプログラムの成果として、参加者の多様性と情熱が織り交ぜられた独創的な作品が生まれました。これからも、ファッションの未来を共に切り拓いていく活動を続けていきます。