文化服装学院卒業生が挑むパリ・ファッションショー
2026年1月、ファッションの聖地パリで、文化服装学院の若手デザイナーたちが一堂に会しました。これは、東京都が主催する若手デザイナー支援プロジェクト「Next Fashion Designer of Tokyo(NFDT)」および「Sustainable Fashion Design Award(SFDA)」の一環として行われ、選ばれたデザイナーたちの作品がついにランウェイに登場する機会を与えられました。
参加したデザイナーたち
今回のファッションショーには、文化服装学院から5組の若手デザイナーが参加しました。彼らは東京で受賞した才能豊かな学生たちです。約半年間の準備を経て、各デザイナーはランウェイショー形式で自身の新作を披露しました。参加したデザイナーたちの作品は、独自の視点やメッセージが込められており、観客の心に深く響きました。
TACKT(タクト)
立澤拓都さんのブランド「TACKT」は、日本の学校制服を着想源に、規律と個人の関係性を探索するもので、タイトルは「Sixteen’s Liberation」。彼のコレクションは、着る人の個性や感情を引き出し、制服が持つ本来の意味を再考させます。
KANEI(カネイ)
山岡寛泳さんが手掛ける「KANEI」は「旅人のコンパスとなる服」をテーマにしており、旅の中で得たインスピレーションをもとに、文化や素材、職人の技術を融合させています。彼の作品は、現代の旅人へ向けた強いメッセージを持っています。
MABIE(マヴィエ)
松本優美永さんの「MABIE」は、心の風景や衝動を表現するプリントが特徴で、自分自身の人生を生きるためのパートナーになるようなデザインを目指しています。彼女の作品は、彼女自身の思いや感情が込められており、観客に強い共感を呼び起こしました。
PERFUMA(ペルフマ)
田村香奈さんの「PERFUMA」は、「香り」をテーマにしたブランドで、日本の伝統を現代的に再解釈した衣服は、見えない世界観を提案します。彼女が作る服は、その空間の雰囲気を変える力を秘めています。
ŌNAMENT(オーナメント)
赤塩葉月さんと岩間夢々さんが共同で展開する「ŌNAMENT」は、女性らしさの変化を探求するブランド。彼らのデザインは、個々の美しさを引き立てることを目的とし、日々進化を続ける女性に寄り添っています。
プロジェクトの背景
このプロジェクトでは、東京の才能ある学生たちを世界に発信することを目的としています。デザイン制作には、パリ・ファッションウィークで数多くの受賞歴を持つ森永邦彦氏が関わり、各分野の専門家がサポートを行いました。その結果、パリの地で素晴らしいショーが実現されました。
行政の支援と応援
東京都の主催によることで、国内外の業界関係者350名以上が参加。彼らの作品は、素材使いの工夫やコンセプトの独自性において大いに評価され、繊細かつ力強い表現をもって観客の視線を釘付けにしました。
文化服装学院の役割
文化服装学院は、100年以上の歴史を持つファッション教育の中心地として知られており、多くの著名なデザイナーやクリエイターを輩出してきました。今回のプロジェクトも、未来のファッション界を担う若手たちを育成するための重要なステップとなっています。
このように、文化服装学院の卒業生たちは、国際舞台での挑戦を通じて、自らの可能性を発揮し続けています。ファッションは変革と進化を続け、彼らの今後の活躍にますます期待が高まります。