久山町と東洋ライスが手を結ぶ
福岡県久山町と東洋ライス株式会社は、地域の健康や持続可能な社会の実現を目指し、包括連携協定を結びました。代表取締役社長の雜賀慶二氏と久山町町長の西村勝氏がその旗振り役となり、取り組みをスタートさせることに。
目指すはウェルビーイングの向上
この協定の主な目的は、久山町民のウェルビーイングの向上と地域の自然環境を保全することです。そのために、久山町産の「コメ(医食同源米)」を通じて町民の健康促進や環境改善に寄与する事業を展開していく予定です。
「医食同源米」というのは、特に栄養価の高い糠成分をそのまま残した無洗米のことを指し、健康総合に一役買うことを目的としています。この米を介して健康のことをもっと考える機会を町民に提案していくのです。
具体的な協定内容
この包括連携協定は、2025年9月から2028年3月31日までの期間にわたって実施され、それに基づくいくつかの連携事項が存在します。
1.
コメが人体に与える影響の検証
九州大学と連携し、久山町産の米を食べることによる健康影響を分析するパイロット調査を2026年9月から開始します。
2.
土壌改良や生産物の品質向上
バイオ炭やコメの副産物を使用した土壌改良を行い、収穫された米の品質向上を図ります。
3.
交流機会の創出
学生などと協力し、米づくりの体験イベントを企画し、食の重要性について学ぶ場を提供します。
このように、実施計画は様々な段階を経て具体化し、地域社会との交流を深めていく予想です。
久山町の背景
久山町は1956年に誕生し、福岡市に近接した自然豊かな人口約9,300人の小さな町です。ここでは「国土・社会・人間の健康」を基本理念に、地域の個性を大切にしながら多彩な事業を推進してきました。
ヤという町づくりの方針は、日本全体の社会課題の解決をも視野に入れており、これからの時代に必要な「持続可能性」と「ウェルビーイング」の整った地域を目指しています。
知識と技術による社会貢献を目指す東洋ライス
一方、東洋ライスは医食同源米を通じて日本の国難解決に貢献しようとする企業で、企業活動の根本に社会貢献を掲げています。健康をもたらす技術の開発を日々続けており、地域社会との協力を重視した活動を行っています。
今後の期待
久山町と東洋ライスの協力は、地域全体にとっての新たな展望を開く可能性を秘めています。地域に根ざした企業と自治体が手を取り合うことで、持続可能性の高い健康的な社会が実現することを期待しています。