日本のりんごの未来を切り拓く、立川の果物会社の挑戦
東京都立川市に本社を置く【株式会社根津】が、「りんごの価値を日本一高める会社になる」という夢を掲げています。安価な価格競争や規格外品の廃棄、生産者の収益低下といった日本のりんごが直面している課題を乗り越えるべく、「体験価値」の再定義に挑戦しています。
りんごの美しさを再認識する
日本の果物、とりわけりんごはその魅力が十分に伝わっていません。表面の傷や規格外とされることで、本来の個性と美味しさが無視されてしまっています。これに対抗すべく、株式会社根津はりんごの価値を最大限に引き出すために次のような具体的な取り組みを行っています。
食を通じた体験の創出
- - 品種別のレシピ開発: りんご問屋として70年の歴史を持つ同社は、様々なりんごを使用したアップルパイ専門店を運営。品種ごとに異なるレシピを用意し、それぞれの美味しさの魅力を知ってもらう工夫をしています。
- - 体験型イベント: 「りんごの食べ比べ会」や「りんごの勉強会」を地域の方々に向けて開催しており、参加者は実際に体験しながらりんごの知識を深めています。
地域と共に歩むビジネスモデル
立川と多摩地域を中心に、地域イベントやワークショップを開催し、地域の活性化を図っています。特に、地域の小学生を対象とする食育イベントや、地域の素材を生かした商品の開発を行い、驚きと記憶に残る体験を設計しています。これにより、単なる店舗運営に留まらず、「地域の賑わいを作る装置」としての役割も果たしています。
経営理念と今後の展望
「素材としてのりんご」の価値に長い間注目してきた同社ですが、今はその価値がまだ引き出されていないと感じています。りんごがもっとワクワクする存在になると信じ、商品開発や地域との共創に力を入れています。また、今後は新商品ラインの拡充や、催事ポップアップ展開の強化、地域農家との直接連携を進め、更なる価値創造を目指しています。
Adam's awesome PIEについて
株式会社根津は、長野県のりんご問屋として創業し、2016年に立川で「Adams awesome PIE」という飲食店をオープン。果物や地場産の野菜を中心に、素材の価値を高める取り組みを進めています。また、地域の事業者や様々な業種の企業とコラボレーションして地域活性化に貢献。産学連携にも着手し、小学生や地域農家とのコラボ商品を展開するなど、地域との関わりを深めています。最新の情報はInstagramで発信中で、キャラクターの「Adams」君も皆さんを待っています。
日本のりんごが持つ本来の価値を知り、楽しむための場を提供する株式会社根津の挑戦は、果物の未来をより明るいものにすることでしょう。