Onitsuka Tigerが魅せる春夏2026コレクション
先日、ミラノファッションウィークにおいて、Onitsuka Tigerが2026年春夏コレクションを発表しました。今回のコレクションのテーマは「アーバンファンタジー」です。このテーマには、ファッションというものが単なる衣服ではなく、自己表現の手段であるというメッセージが込められています。都市の喧騒や太陽の光からインスパイアされたアイテム群は、個性あふれるスタイルを提案します。
コレクションの特徴
コレクションでは、表面感のあるシャツやブラウス、そしてドレスがビンテージ感を演出しています。ボディスーツを活かしたドレスはボリュームのあるキュロットと組み合わせることで、新たなアシンメトリーが生まれ、斬新な印象強いです。さらに、ボーダーのニットタンクトップやショーツの上に重ねたマウンテンパーカーは、クールで洗練されたスタイルを生み出します。
特に目を引くのは、フリルのディテールが施されたトラッカージャケット風のブルゾンです。しっかりとした生地感はシルエットを美しく見せつつ、オーバーサイズのバイカージャケットやミニのバイカー風スカートは、天然皮革を使用しており高級感が漂います。スタジャン風のコンパクトなスエードジャケットには、アシンメトリーなプリーツの膝丈スカートが合わせられ、モダンな印象を与えています。
アイテムのバリエーション
また、ユニークなのはリバーシブルのオーバーサイズジップアップスウェットフーディーです。80年代風のピンクパレットでデザインされた花柄が魅力的で、軽量のキルティングジャケットにも同様のプリントが施され、着回しの幅が広がります。ブランドアイコンでもあるトラックスーツも展開されており、レトロなデザインが現代的なコーディネートにフィットします。
テーラードジャケットのデビューも大きな見どころです。男女共に着用可能なメンズライクなデザインが特徴で、ビンテージスタイルのランニングショーツと組み合わせることで、一味違うスタイルに仕上げられています。シングルとダブルブレストのジャケットや、ワイドパンツは色とりどりで大胆さを表現しています。
足元も魅力的に
シューズでは、MEXICO 66™を新たに解釈したサテン生地のバレエタイプシューズが登場。また、レザーストラップ付きのフリンジシューズや、やわらかなスエード素材のサンダルも足元を華やかに飾ります。このようなアイテムは全体のコーディネートを引き立てるため、ファッションの幅を広げる効果が期待できます。
バッグとアクセサリー
さらに、キャンバス地のタイガートートにはグラフィティとフローラルプリントが施され、実用性とデザイン性を兼ね備えています。また、天然皮革を使用したKARATEバッグは、スタッズ付きとスムースタイプの2種類が揃い、さまざまなシーンで活躍できるアイテムです。
アイウエアにも新作が登場しており、彫刻的なメタルフレームの眼鏡や60年代を思わせるオーバーサイズのサングラスがラインナップしています。これらがコレクション全体を引き立て、個性的でありながらも洗練されたスタイルを提案しています。
コラボレーションジュエリーの登場
特筆すべきは、日本を代表するジュエリーブランドMIKIMOTOとのコラボレーションジュエリーです。このコラボでは、真珠の美しさとOnitsuka Tigerの象徴であるイエローを基にしたコレクション「PASSIONOIR (パッショノワール)」が発表されました。特に、ゴールデンパールはその華やかな色合いが特徴で、シックでスタイリッシュな印象を与えています。ブラックロジウム加工が施されたチェーンと、ダイヤモンドのブランドロゴが輝く一点物のネックレスには、特別な魅力が詰まっています。
まとめ
Onitsuka Tigerの春夏コレクションは、アーバンファンタジーというテーマの元、様々なアイテムがもたらす個性的なスタイルを楽しむことができる素晴らしい機会です。注目のコラボレーションやバラエティ豊かなデザインは、ファッション愛好者にとって見逃せないポイントとなるでしょう。