メナードが開発した新技術でメイクアップ効果が進化！

メナード化粧品の新たな挑戦

日本メナード化粧品株式会社が、株式会社トウチュウとの共同研究を通じて新しい光コントロール技術の開発に成功しました。その名も「再帰性反射」を利用したユニークな球状粒子。この新しい粒子は、化粧品原料としての可能性をさらに広げ、メイクアップ効果に革命をもたらすことが期待されています。

光の特性を活かしたメイクの新境地

従来のメイクアップ製品においては、「鏡面反射」や「拡散反射」という光の特性が利用されてきました。前者は、滑らかな表面で光を強く一方向に反射させ、艶や立体感を生み出します。一方、後者は光をさまざまな方向に散乱させ、肌表面の毛穴や小ジワをぼかす効果があります。

しかし、メナード化粧品はこれらの技術に新たに「再帰性反射」という概念を加えました。この新しい特性は、光が入射した方向にかかわらず、光源の方向に反射される特殊な現象です。例えば、夜間の道路標識や安全ベストに使われているのがこの再帰性反射です。これにより、対象物が光源側から見ると非常に明るく輝いて見えるのです。

新規球状粒子の開発とその特性

今回、メナードが開発した新しい球状粒子は、従来の化粧品原料とは異なる特性を持っています。開発した球状粒子は、既存の化粧品原料と同様の鏡面反射特性を持ちながら、再帰性反射特性も併せ持っていることが確認されました。このことにより、新しいメイクアップ効果が生み出されることが期待されます。

研究の進展と今後の展望

メナードは、この新しい球状粒子を用いることでメイクアップの表現の幅を広げ、新しい美の価値を提供することを目指しています。本研究の成果は、2025年5月21日から22日にかけて宮城県仙台市で開催された粉体工学会 2025年度春期研究発表会にて発表され、高い評価を得ました。

この新技術を活用した化粧品は、肌の明るさや透明感をアップさせるだけでなく、ワンランク上の仕上がりを実現する可能性があります。女性たちの美しい肌を引き出す新たな選択肢として期待が寄せられています。