キリンが技術賞を受賞
2025-11-10 12:29:15

キリンホールディングス、革新的なブドウ栽培技術で技術賞受賞の快挙!

11月7日から8日にかけて開催される「日本ブドウ・ワイン学会(ASEV Japan)2025年大会」において、キリンホールディングス株式会社が「無菌培養植物によるブドウべと病菌の継代培養技術」を用いて技術賞を獲得したことが発表されました。この技術の革新性はブドウ栽培の未来に大きく貢献する可能性があり、注目が集まっています。

研究の背景と訴求される課題


果樹栽培において、農薬は病害防止には欠かせない存在ですが、近年、多くの農薬に対して耐性を持つ細菌が現れ、その効果が薄れてきています。特にブドウに影響を与える「べと病菌」は、宿主細胞でしか成育できない絶対寄生菌であり、従来の培養技術では評価が難しいという問題があります。

この問題に対処するため、キリンホールディングスは、独自の無菌培養技術を採用し、無菌状態のブドウを利用する新たな生物検定法を開発しました。この手法は、気候や環境に左右されずに通年での評価を可能にしており、繁忙期や気候変動でブドウの葉を入手することが難しいときにも評価ができる柔軟性を持っています。さらに、この技術はさまざまな薬剤に応じた評価も対応できるため、今後の農業分野での応用が期待されています。

技術の応用と未来への展望


キリンの技術によるべと病菌の凍結保存と継代技術も確立されており、この手法を組み合わせることで、個々の圃場に対応した精密な農薬選びが行えるようになります。これにより、ブドウ栽培における健康な植物育成が実現されることが期待されています。2025年の春からは、シャトー・メルシャンの圃場において薬剤の耐性評価に本技術が導入され、この成果がどう実を結ぶかが注目されます。

授賞式の多彩な様子


授賞式には、大滝淳史博士(日本ブドウ・ワイン学会会長)や、研究開発リーダーの尾道景子さんが出席し、受賞の喜びを分かち合いました。研究チームの中心メンバーである柳沢佳奈子さんと佐々木佳菜子さんの喜びようも印象的で、彼女たちの努力が実を結んだ瞬間でした。

日本ブドウ・ワイン学会について


1984年に設立された日本ブドウ・ワイン学会は、ブドウ及びワインに関する研究とその技術の進展を推進するための学会です。シンポジウムや研究発表会、国際交流など幅広い活動に取り組んでおり、今回の技術賞は、その成果として選考が行われました。技術報告の中から、日本のブドウ・ワイン産業に大きく寄与した方々にこの栄誉が与えられています。

環境への配慮と持続可能な未来


キリンホールディングスは、今後も生物資源、水資源、容器包装、気候変動などの環境問題に統合的に取り組む計画です。豊かな地球の恵みを守るために、自然と人々にポジティブな影響を与える活動を進め、持続可能な未来を目指していく姿勢が見えます。これからのブドウ栽培の新たな展開に、ますます期待が高まるばかりです。


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