若者の野菜摂取量を増やすためのアプローチが進化!
2025年、カゴメ株式会社が主催した「20代の野菜不足解消アイデアコンテスト」の最終審査会が行われ、青山学院大学の「NEXVEGE」が見事1位を獲得しました。このイベントは、若年層の野菜摂取についての理解を深めることを目的とし、169件の応募から厳選された5つのチームがアイデアを競い合いました。
野菜不足の現状
日本の20代が抱える野菜不足の問題は深刻です。厚生労働省が定めた1日の野菜摂取目標量は350gですが、実際には20代男性で約230g、女性では約211gしか摂取されていません。若年層は自分の健康に対して薄い意識を持っていることも要因のひとつです。こうした状況を背景に、カゴメは「野菜摂取推進プロジェクト」を展開し、啓発活動を続けています。
コンテストの概要
本コンテストは、大学や専門学校に在籍する学生を対象とし、野菜摂取を増やすアイデアを募集しました。各チームは、企業や団体の協力を得ながら、自身のアイデアを具現化するプロセスを経験。最終審査では、創造力や具体性などを評価基準にしたプレゼンテーションが行われました。
受賞チームのアイデア
1位を獲得した「NEXVEGE」は、アプリ「ハピフィット」を提案しました。ユーザーに「理想の自分になるための手段」として野菜摂取を促す内容で、肌荒れなどの悩みに対して野菜を活用した提案をし、さらには野菜摂取における「モテ指標」を可視化するという新しい観点が評価されました。
2位の「MURAVEGE」は、親が支払う仕組みで1日分の野菜を定期購入する「ベジドロップ350」を考案。食へんしんを促すと同時に、親世代からの期待も意識したユニークな提案です。
3位の「Vチーム」は、手軽に野菜を摂取できるディップソース「べじっぷ」を提供。気づかずに野菜を取り入れるステルス戦略に注目が集まりました。
参加者の感想
このようなコンテストを通じて、多くの参加者が周囲の支えを感じることができたと語っており、一つのゴールに向かって取り組むことが自信に繋がったことを喜んでいました。コンテストを通じて、野菜摂取に対する意識が芽生え、今後も自らの健康に投資する姿勢を持続したいという声も多く見られました。
まとめ
カゴメ株式会社が行う「野菜摂取推進プロジェクト」は、今後もさまざまな取り組みを通じて若年層の健康的な食習慣を支援していく方針です。若者たちのリアルな声を受けて、今後のアプローチがどのように進化していくのか、目が離せません。これを機に、多くの人に野菜摂取の大切さが広がることを期待したいです。