デイブレイク、冷凍寿司の新時代に向けて大きな一歩を踏み出す
デイブレイク株式会社が、農林水産省が主導する「令和6年度サプライチェーン連結強化緊急対策」の補助事業者に見事採択されたことが発表されました。この取り組みは、急速に拡大する日本食への注目に応えるもので、特に冷凍技術を活かした寿司の輸出を目指しています。
サプライチェーン連結強化の重要性
農林水産省の支援制度である「サプライチェーン連結強化緊急対策」は、国内外の物流の効率化と流通課題の解決を図るものです。この制度は、日本の生産物をよりスムーズに海外市場に供給できるよう、実証実験に対しての補助金を交付します。これにより、生産から販売までの流れを一貫性を持って強化し、さらなる輸出産業の振興を目指しています。
冷凍寿司の可能性と課題
最近では、日本食に対する関心が世界的に高まり、特に寿司の人気が急上昇しています。しかし、海外市場での冷凍寿司の供給にはいくつかの課題があります。中でも、大量生産された冷凍寿司を安定して届けるための物流や流通の整備が不可欠です。デイブレイクでは、この問題を解決するために、強固なサプライチェーンを構築し、国産食品の輸出をさらに推進する計画です。
採択された事業の内容
デイブレイクが推進する事業「冷凍寿司の米国輸出のサプライチェーン構築」は、国内製造による高品質な冷凍寿司を、米国市場で効率的に流通させるための実証実験を実施します。これにより、冷凍技術における課題を解決し、消費者への流通をスムーズに行います。また、日本の食文化を多くの人々に体験してもらうために、日系スーパーだけでなく、非日系の市場にも販路開拓を図ります。
先進技術と取り組みの展望
デイブレイクは、特別な冷凍機「アートロックフリーザー」を用いた独自の冷凍技術を持ち、これまで数々の成果を上げてきました。このフリーザーの特徴は、食材を急速かつ均一に冷凍することで、品質を損なうことなく冷凍食品を供給できる点です。この技術により、デイブレイクはさらなる商品開発とコールドチェーンの研究を推進しています。
今後は、補助金を活用して、生産から販売までの実証を行い、効率的な物流ネットワークを構築することが焦点となります。生産段階での製造体制の強化や、輸出専用の包装開発、現地販売促進活動に加え、アメリカ国内の物流も強化し、持続可能なサプライチェーンを目指します。
デイブレイク株式会社とは
デイブレイクは2013年に設立され、国内唯一の特殊冷凍機専門会社として成長を続けています。「作り手から食べ手までのより良い未来を創造する」という理念のもと、食品事業者への特殊冷凍機の販売や流通機能の提供を行っています。この新たな挑戦を通じて、日本の食文化を世界に広める一翼を担うことを目指しているのです。
今後の取り組みに期待が高まる中、デイブレイクは先進的な技術と努力で、冷凍寿司の新たなチャレンジを成功させることでしょう。