香川県ファミリーマートでご当地言葉のATMサービス
香川県行政と地域企業の協力により、イーネットATMが新たなサービスを開始しました。8月4日(月)より、香川県内のファミリーマート48店舗に設置されたATMが、地元の言葉で利用者をお迎えします。この取り組みの背後には、地域の文化や温かさを感じてもらいたいという思いが込められています。
各エリアの特徴
この新しい挨拶サービスは、香川大学の柴田昭二名誉教授の監修のもと、百十四銀行の行員が担当。ただの音声案内ではなく、エリアごとに異なる方言が用意されており、利用者はATMの操作を通じて地域の文化に触れることができます。
東讃エリア
- - 設置場所: さぬき市、東かがわ市
- - 挨拶: 「いらっしゃい、よーおいで」
- - 取引終了時: 「ありがとなー、またきていた」
高松エリア
- - 設置場所: 高松市、木田郡
- - 挨拶: 「おいでませ、よーきたの」
- - 取引終了時: 「ありがとなー、またきーまいね」
中讃・西讃エリア
- - 設置場所: 坂出市、丸亀市など
- - 挨拶: 「おいでまーせ、よーきたな」
- - 取引終了時: 「ありがとなー、またきてな」
全国的に見ても、イーネットのご当地言葉ATMは21番目の導入となります。これまでにも沖縄を皮切りに、西日本を中心に各県で展開してきたこのサービス。地域に根差したサービスを通じて、訪れた方々にその土地の魅力を感じてほしいという願いがあります。
ATMの設置台数と地域詳細
現在、香川県内に設置されたイーネットADRの台数は99台。各エリアにはそれぞれの特色が出ています。東讃エリアには4台、高松エリアには50台、中讃・西讃エリアには45台が配置されています。
豊かな地域文化の発信
また、ATM上部にはデジタルサイネージが設置され、地域名産品や観光名所の写真とともにご当地言葉が紹介される動画が流れています。これにより、地域により親しみを感じることができるでしょう。放映は5分に1回、約15秒間行われます。
私たちが普段利用しているATMも、地域の文化や風土を感じることができる場所になるのは、なんとも心温まる取り組みです。今後もこのような地域密着型のサービスが増えることを期待したいですね。
まとめ
香川県におけるイーネットATMのご当地挨拶サービスは、ただのATM利用を越え、地域の文化を体験できる新しい機会を提供しています。企業と地域が手を組み、地元の魅力を引き出すこの活動は、他の地域にも波及効果をもたらすでしょう。香川県を訪れた際には、ぜひこのATMを利用し、方言での温かい挨拶に触れてみてください。