フェンディとワンゲキ・ムトゥが創り上げる新しいピーカブー
イタリアのラグジュアリーブランド、フェンディが、ケニア系アメリカ人アーティストのワンゲキ・ムトゥと手を組んだ特別なコラボレーション「ワンゲキ・ムトゥ x フェンディ ピーカブー」を発表しました。このプロジェクトは、ボルゲーゼ美術館で開催中の彼女の展覧会「ブラックソイル ポエムズ」の開幕を記念したものです。
特別なデザインの誕生
ワンゲキ・ムトゥは、ピーカブーのデザインについて「幾何学的で堅牢な佇まいに有機的で気まぐれな要素を加え、片面にンゴングの丘、もう片面にケニア山を描いた」と語っています。彼女の手によって、このバッグはもはや単なるバッグではなく、一つの彫刻作品へと昇華されました。内側から伸びる美しい枝も特徴的です。
ピーカブーの魅力
ピーカブーは2008年にシルヴィア・フェンディによってデザインされ、フェンディのアイコンとして知られています。このバッグは、洗練されたミニマリズムと華やかな色彩のコントラストを表現し、遊び心あふれる名付けがされています。特に「いないいないばあ」という遊びからインスパイアを受けており、その精神はバッグのデザインにも表れています。
昨今のデザイン革新
このシリーズは、常にデザインを進化させており、プロポーションや使用感、素材の質感において新たな可能性を追求しています。これまでにも、多彩なスタイルのバッグが発表されてきました。
アートと文化の融合
フェンディは、アートと文化とのつながりを大切にしており、過去には多くの著名なアーティストやデザイナーとコラボレーションをしてきました。これまでに、建築家のザハ・ハディッドやデザイナーのサビーヌ・マルセリス、歌手のアデルなどが参加しており、それぞれが独自のアプローチでピーカブーをカスタマイズしています。
ワンゲキ・ムトゥの特別展示
ワンゲキ・ムトゥによる「ブラックソイル ポエムズ」は、2025年9月14日までローマのボルゲーゼ美術館で開催されます。この展覧会では、彼女の世界観を存分に楽しむことができるため、一度は訪れてみたいものです。
展覧会詳細
日時: 2025年6月10日(火)~9月14日(日)
場所: ボルゲーゼ美術館(Galleria Borghese)
住所: Piazzale Scipione Borghese, 5, 00197 Rome, Italy
このピーカブーの新作を通じて、フェンディとワンゲキ・ムトゥがいかにアートとファッションを融合させたのか、その過程までも楽しんでいただければと思います。ファッションとアートが交差する場所で、特別な時間を過ごしてみてください。