アイルランド産乳製品の魅力を再確認
2023年12月4日、東京のアイリッシュ・パブにて、アイルランド政府食糧庁(Bord Bia)が主催する年末セミナーが開催されました。今回のセミナーでは、アイルランド産のヨーロピアン乳製品が持つ魅力とその持続可能な取り組みについて、業界関係者に向けて紹介されました。
Bord Biaの取り組み
Bord Bia日本マネージャーのジョー・ムーア氏が登壇し、2024年に向けた市場活動の報告を行いました。彼によると、2024年の上半期にアイルランドから日本へのヨーロピアン乳製品の輸出量は約10,000トンに達する見込みであると述べています。このデータは、アイルランドが輸出中心の酪農生産国であることを裏付けています。
「アイルランド産の乳製品は、品質、機能性、味において世界のトップクラスです。セミナーを通じて、私たちの輸出実績や酪農生産に関する最新情報を共有し、パートナー企業とのより強いコミュニケーションを図りたい」とムーア氏は語りました。また、最新の情報を共有し、アイルランドでの“Craic(楽しい交流の意)”の大切さを感じていることも強調されました。
持続可能なサプライチェーン
続いてメロス・コンサルティングの黒木彩子氏が、「世界の事例から学ぶグリーンサプライチェーン」というテーマで講演を行いました。彼女は、日本の輸入業者における持続可能なサプライチェーンの重要性が年々高まっていることを指摘し、ESG(環境・社会・ガバナンス)報告がいかに重要かを強調しました。この講演は、参加者にとって非常に有意義な内容であり、今後のビジネス戦略に役立つことでしょう。
ネットワーキングとアイルランドの魅力
セミナーの締めくくりとして行われたネットワーキング・レセプションでは、アイルランド産ヨーロピアン乳製品を使った料理が提供され、参加者たちはその味と品質を堪能しました。また、この場が日本の乳業関係者とアイルランドの専門家との貴重な交流の機会となり、お互いの知識や経験を深める場となったのです。
ヨーロピアン乳製品 from アイルランド
ヨーロピアン乳製品 from アイルランドに関するキャンペーンは、欧州連合(EU)が共同出資し、アイルランドが高品質で持続可能に生産された乳製品のサプライヤーとしての認識を向上させることを目指しています。このキャンペーンは2022年から2025年までの3年間にわたり展開され、日本を含むいくつかのアジア地域に320万ユーロの投資が計画されています。「アイルランド産のヨーロピアン乳製品、自然との共生(European Dairy - Ireland, working with nature)」をテーマにしたこのプロモーション活動は、多くの消費者にその良さを届けることを目指しています。
結論として、アイルランド産のヨーロピアン乳製品は、その品質と持続可能性から、今後もより多くの日本の消費者に支持されることが期待されています。セミナーは、業界関係者が新たなつながりを持つ貴重な場となりました。