伍代夏子特別防犯支援官が歌で伝える防犯メッセージ
2025年10月13日、石川県の輪島市立輪島中学校にて、歌手であり警察庁特別防犯支援官の伍代夏子さんによる「能登半島地震 被災地復興応援コンサート第3弾 響け!!OH!艶歌」が開催されました。このコンサートは、2021年の能登半島地震で被災した地域の人々に元気を届けるものであり、同時に特殊詐欺に対する防止策を広める重要な機会となりました。
防犯啓発の重要性
コンサートの始まりに、伍代支援官は「実は今、警察官を名乗る詐欺が増えていることをご存じでしょうか?」と呼びかけました。彼女は、特殊詐欺の一例として「ニセ警察詐欺」を指摘。「電話で『あなたが捜査対象です』といった内容で連絡することは警察では行いません」と、注意を呼びかけました。また、近年は7割以上の詐欺電話が国際電話からかかっている現状も説明し、以下のような対策を強調しました。
詐欺防止の具体的な対策
1.
知らない番号には出ない - これは最も基本的で重要な対策です。
2.
留守番電話の設定 - 常に留守番電話にしておくことで、不審な電話を受ける機会を減らします。
3.
国際電話の利用休止申請 - 出身国から霊的な電話がかかってこないようにするための具体的な対策として勧められています。特に固定電話を持っている人や、海外に知人や家族がいない人には、この手続きが有効です。
国際電話利用契約の利用休止申請
「国際電話の利用休止の申し込みは、必要事項をWEBサイトに記入するだけで簡単に手続きができます。このような小さな対策が詐欺被害を防ぐ大きな力になります」と、伍代支援官は力を込めて語りました。現在、多くの方が申込みを行っているようです。この機会にぜひ申し込みを検討しましょう。
WEBサイトからのお手続きはこちら
伍代夏子さんからのメッセージ
コンサートでは伍代支援官が歌う合間に、そのメッセージを配信することで多くの参加者に防犯意識を高めることができました。そして、「これで自宅にかかってくる電話は、少し安心ですね」と締めくくり、携帯電話においては「非通知着信拒否や登録していない番号をブロックする設定が有効です」とアドバイスしました。最後に、詐欺対策アプリの活用も推奨されました。
このイベントを通じて、地域の絆を深めるだけでなく、特殊詐欺に対する意識を高めることができる意義深い時間となりました。伍代夏子さんの歌声とメッセージが、多くの人々の心に届き、そして地域への応援も後押しとなったことでしょう。