ウィスパーボイスのナース型アンドロイド登場!
ヤマハ株式会社から7月16日にリリースされる新製品『VOCALOID6 Voicebank AI ナースロボ_タイプT』。このボイスバンクは、歌詞とメロディーを入力するだけで、歌声を合成できる人気の「VOCALOID6」専用のものです。特に今作は、ウィスパーボイスに特化したナース型アンドロイドのキャラクター「ナースロボ_タイプT」が特徴で、その柔らかく魅力的な声で多くのクリエイターに支持されています。
商品概要
『AI ナースロボ_タイプT』は、アニメやイラストの分野で知られるイラストレーター松尾粥(通称:捨て犬A)によるデザインで、特徴的なウィスパーボイスを元に構築されています。このボイスバンクは、優しく囁くような声で、今までも多くの音楽作品で使用されており、その独特なサウンドが高い人気を誇ります。
価格は11,000円(税抜)の通常版と、VOCALOID6とセットになったスターターパックが24,200円(税抜)で販売され、どちらも同日に発売されます。これにより、クリエイターたちは音楽制作に一層の幅を持たせることができるでしょう。
技術的な進化
今作に組み込まれている「VOCALO CHANGER」機能は、ユーザーが持つ歌唱データを元に歌い方や歌詞を再現することができ、さらに日本語・英語・中国語のマルチリンガル機能に対応。これにより、クリエイターは国際的な音楽シーンで活動することが可能になります。また、新たに提供される「VX-β」プラグインも、音楽制作ソフトとの連携を強化し、シームレスな歌声合成を実現します。
特長的なボイス
特に注目なのは、ウィスパーボイスの表現力を最大化するために、アップデートされる「VOCALOID Editor Ver6.7」では、息成分の強さをコントロールできるパラメータ「Air」の範囲が拡大されることです。これにより、従来の作品では表現できなかった「ささやく」ような歌声を実現することができ、さらに多様な音楽の表現が可能になります。
クリエイターとのコラボ
松尾粥氏のイラストは、仄暗さとあたたかさが共存する独特の世界観を持っています。彼はこのナースロボのデザインだけでなく、音声合成キャラクターの企画・制作・運営も手掛けており、SNSを通じて自身の作品を広めています。また、Live2D立ち絵など多様なメディアでも創作活動を行っています。
ナースロボ_タイプTは「倉成町私立病院」のキャラクターの一人で、医者によって設計されたナース型アンドロイド。彼女はその優しい声により、多くのファンを魅了しています。今回の新しい衣装デザインも鮮やかで、さらなる注目を集めることでしょう。
デモソングと活用例
今回のボイスバンクのデモソング『さよならアポトーシス』は、作詞作曲を手掛けたサツキによって制作され、ナースロボの魅力を最大限に引き出しています。実際の楽曲制作にどのように活用されるか、多くのクリエイターたちがこの声を使った新たな作品を作り出すことが期待されています。
まとめ
『VOCALOID6 Voicebank AI ナースロボ_タイプT』は、ただのボイスバンクではなく、音楽やアートの新たな可能性を広げるツールです。これからのクリエイションにおいて、彼女のウィスパーボイスがどのように活用されるのか、目が離せない展開が待っています。新たなサウンド体験を手に入れて、あなたも彼女と一緒に音楽の世界を広げてみませんか?