『プロローグ』の誕生
2025-11-21 11:33:00

ハンドベルの未来を切り拓く!藤田美千子が生んだ練習用楽器『プロローグ』

ハンドベルの未来を切り拓くプロジェクト



ハンドベルという楽器の世界では、ソリストとして活躍する奏者はごくわずか。その中で、株式会社奏音楽企画の藤田美千子氏は、2023年に「存在しない楽器」という新たな領域に挑戦しました。それが、練習用ハンドベル『プロローグ』です。この楽器は、特許を取得し、2025年に東京ビッグサイトで開催される「高精度・難加工技術展2025」でお披露目されることが発表されています。

開発の背景



藤田氏が開発を決断したのは、ハンドベル専攻が存在せず、指導者不足によって若い才能が育たない現状を見たからです。音大や専門学校でもハンドベルに特化した教育が行われていないため、多くの若者が諦めざるを得ない状況に心を痛めたのでした。「このままでは文化が消えてしまう」という焦燥感から、藤田氏は自ら練習環境の整備に乗り出すことを決意したのです。

真の目的とは



『プロローグ』の開発には、地域のヘラ絞り職人や地元企業との協力が欠かせませんでした。従来の常識にとらわれず、新たな“練習用ハンドベル”という概念を造り上げるため、幾度も試行錯誤が繰り返されたのです。特許申請は、ただの技術保護を意味するものではなく、文化としてのハンドベルを未来へと引き継いでいくための決意表明でもあります。

初めての公開展示



2025年12月3日から5日までの展覧会では、サウンド体験として『プロローグ』の8音が初めてお披露目されます。その場で試打も可能で、藤田氏と共同開発者である福﨑昌宏技術士が、作品を直接手に取れる貴重な機会となります。

お客様へのメッセージ



藤田氏はこの楽器に対する情熱を語っています。「『プロローグ』は、才能の芽を摘むことなく、誰もがハンドベルを学べる世界を作るための最初の一歩です。この楽器を使って、ハンドベルへの夢を持つ人々が現れることを期待しています。」

まとめ



『プロローグ』は、ただの楽器以上の存在です。初心者が正しい奏法を学び、上級者が高度な技術を磨けるために設計されています。この楽器を手に取ることで、音楽の楽しさと共にハンドベルの文化を再生する一助となることでしょう。ぜひ、展示会に足を運び、この新たな挑戦を感じてみてください。


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