日本生協連とコープデリ、環境意識高まる受賞
日本生協連とコープデリ連合会が、2025年度の「MSCジャパン・アワード」でコミュニケーション部門を受賞しました。このアワードは「海のエコラベル」を通じて水産物の持続可能な利用を促進することを目的としており、日本国内での取り組みが評価されています。
この受賞の背景には、2007年から始まった「MSC(Marine Stewardship Council)海のエコラベル」付き製品の取り扱いがあります。日本生協連はこのラベルの付いたコープ商品を多様に取り入れ、消費者とのコミュニケーションを強化してきました。それに対して、コープデリ連合会は特に宅配向けのカタログを通じて、約180万人の組合員に向けて積極的な情報発信を行っています。中でも、2017年に導入された「Vie Nature」カタログは、MSCラベル付き製品の普及に取り組む重要な役割を果たしています。
受賞式は2025年8月21日に東京ビッグサイトで開催され、偉大な功績を表彰されました。式典には、MSCジャパンの石井幸造プログラム・ディレクターや、日本生協連の松本哲氏、コープデリ連合会の家近路子部長など、関係者が出席。表彰を受けたことを誇りに思い、さらなる環境保護活動を進める決意を語りました。
「MSCジャパン・アワード」は、2024年から新たに創設された賞で、国内における海のエコラベル付き水産物の普及に貢献した事業者を讃えるものです。受賞部門も多様化し、消費者向け製品の販売実績に基づいた部門のほか、コミュニケーション部門や特別賞も新設され、より多くの企業が受賞のチャンスを得ることができるようになっています。
日本生協連は、現在70品以上の水産エコラベル付きコープ商品を展開しており、今後も水産物を主原料とする商品については、2030年までに50%以上をMSC海のエコラベルなどの認証を受けた商品にするという目標を掲げています。2024年度には達成率が17.0%にまで到達しており、持続可能な水産物の普及に努めています。
生協は、今後も環境にやさしい製品の開発や普及を促進し、持続可能な社会の実現に向けて励むつもりです。私たちもこの取り組みを応援していきたいですね。詳細については公式サイトをチェックしてみてください。
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