健康的な食生活を実現する新プロジェクト
神奈川県のオープンイノベーション推進プログラム「ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK)」に、株式会社グリーンハウスとトイメディカル株式会社の共同プロジェクトが採択されました。このプロジェクトは、健康的な食生活を実現するための「塩分オフセットメニュー」という新しい食品カテゴリーの開発を目指しています。
グリーンハウスの独自の調理ノウハウと、トイメディカルの塩分オフセット技術を活かすことで、味を損なわずに塩分の体内吸収をコントロールできるメニューを共創します。これにより、食事の満足感を損なうことなく、健康を意識した食環境を提供し、生活者の健康意識の向上を目指しています。
塩分オフセットメニューの開発
このプロジェクトの主要な目的の一つは、給食現場における実用性を重視した塩分オフセットメニューの開発です。日常的な食事の中で手軽に減塩ができるメニューを追求し、味や満足感を損なわないようにします。具体的には、栄養士や料理人と連携し、試作と評価を繰り返し、実用化に向けた課題の導出と改善を進めていきます。
塩分オフセットゼリーの新製品
さらに、プロジェクトでは塩分オフセットゼリーの開発にも取り組みます。この新製品は、デザート感覚でちょっとした塩分ケアを行うことができるもので、摂取後の効果検証を行い、ユーザーからのフィードバックを基に商品改良を図ります。このゼリーは、健康志向の方々だけでなく、子供たちにも受け入れられるような味わいを目指します。
検証に基づく信頼性の確保
本プロジェクトでは、「おいしさを損なわずに塩分をコントロールできているか」という視点からの検証が重要です。味の満足度や塩分オフセットに対する意向についてのアンケート結果において、目指す基準の80%に到達するかどうかが評価のポイントとなります。また、身体への効果として、尿中ナトリウム値が試験終了時に低下傾向を示すことも期待されます。
BAKの意義と背景
「ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK)」は、神奈川県が地域内の大企業とベンチャー企業間の連携を促進するために設立されたプログラムです。企業・研究機関・支援機関等が一体となってオープンイノベーションを推進し、新たなビジネスモデルの創出を目指しています。グリーンハウスグループは、2023年に初めてBAKに採択され、毎年このプログラムに参加しています。
トイメディカルの取り組み
「トイメディカル株式会社」は、医療・健康食品を手掛ける企業で、塩分オフセット技術を中心にさまざまな製品を展開しています。健康志向の高まりを受けて、味を損なうことなく塩分摂取を抑えるアプローチを追求し、海藻由来の成分を活用した製品開発を進めています。こうした取り組みは、単に健康を考えるだけでなく、食の楽しみも重視しています。
私たちの健康を見つめ直す時
この新しい取り組みを通じて、私たちの食生活を見つめ直す機会が訪れています。健康的でありながら、美味しさを追求したメニューが、これからの食環境をどう変えていくのか。今後の展開に期待が高まります。