「otomo」が取り組むアレルゲンフリー食品の新たな挑戦
岡山県で展開されているアレルゲンフリーブランド、「otomo」。このブランドは、食物アレルギーに配慮した食品を提供することを目指しており、新たにクラウドファンディングを通じて「米粉ベーグル」、「パンケーキミックス」、「ドーナツミックス」といった新商品開発に着手します。このプロジェクトは、単なる資金調達に留まらず、アレルゲンフリー食品の普及を目指し、共に作り上げる活動の一環です。
食物アレルギーの現状と「otomo」の取り組み
文部科学省の調査によれば、日本国内で約52万人の小中高校生が食物アレルギーを抱えています。この数は、過去10年間で12万人以上増えていると言われています。そのため、家庭や外食で日常的に感じる「食の制約」を解消するために活動しているのがotomoです。
「otomo」の目指すところは、誰もが安心して食べられるお菓子を提供すること。今回開発される米粉ベーグルは、たんぱく質やカルシウム、ビタミンCを豊富に含みながら、アレルゲンとなる8品目を不使用。豆乳や枝豆、きな粉など、栄養価を高めるための工夫が施されています。手軽に電子レンジで温めて食べられる「ちびっこベーグル」は、子供たちに嬉しいポイントです。
新商品開発の背景
otomoは2023年に立ち上がり、百貨店や商業施設での販売を通じて、商品を手に取ることだけでなく、自宅で作りたいという要望を多く受けてきました。これを受けて、米粉を使ったミックス粉の開発に踏み切り、より身近に楽しめるお菓子や食品の展開を図っています。
ドーナツミックスやパンケーキミックスも、豆乳を混ぜるだけで簡単に作れる仕様で、特別なアレルギーのない方には牛乳の使用も推奨されています。今後は、企業との共同開発を通じて、さらなる販路拡大も目指していくとしています。
クラウドファンディングのリターン内容
クラウドファンディングでは、特に企業向けのリターンとして、アレルゲンフリー商品の共同開発を提供。また、一般向けには、新商品の先行販売のほか、人気商品「バターサンド」や「レモンケーキ」を通じて、アレルギーを気にすることなく楽しめるラインナップを展開すると言います。季節の贈り物としてもぴったりの焼き菓子セットも登場し、どんな方でも安心して選べます。
豊かな食生活を求める「otomo」の目指す未来
「otomo」は、『食べたいのに食べられない』という現実をなくすこと、自分の食を選択できる社会を実現することを掲げています。代表の梶岡洋佑氏は、アレルギーの有無に関わらず、皆が同じお菓子を楽しめる社会を目指すとの強い想いを持っています。
この取り組みに共感し、支援することで、仲間と共に安全で美味しい食品を広めていく活動に参加できます。クラウドファンディングのページを通じて、ぜひその理念を知り、支援を考えてみてはいかがでしょうか。詳しい情報は公式サイトやSNSからもチェックできます。