サステナビリティウィーク
2025-10-31 14:35:18

TSIホールディングスが開催した初のサステナビリティウィークの全貌

TSIホールディングスが初めてのサステナビリティウィークを開催



2023年10月27日から30日、TSIホールディングス(東京都港区赤坂)は本社のエンタメエリアで「Sustainability WEEK」を初開催しました。このイベントは、サステナブルな製品の意識を高め、企業の持続可能な取り組みを促進することを目的としています。

初日: 映画「ファッション・リイマジン」の上映会



イベント初日の目玉は、映画「ファッション・リイマジン」です。この上映会には、同社の社員やアパレル業界の関係者が集まりました。映画では、エイミー・パウニーがクリエイティブ・ディレクターを務める英国のブランド「Mother of Pearl」が取り上げられました。彼女は環境活動家の家庭に生まれ、ファッション業界の大量消費に問題意識を持つようになります。受賞金10万ポンドを使い、サステナブルなブランドへの変革を決意した彼女の挑戦とその背景が描かれています。

2日目、3日目: サステナブル素材の製品展



2日目と3日目には、サステナブル素材の展示会が開催されました。こちらでは、リサイクル素材やオーガニック素材、先進的なテキスタイルが紹介され、持続可能な製品づくりへ向けた具体的な取り組みが説明されました。特に注目されたのが、2025年春に国際オーガニックコットン認証(OCS)を取得する予定の素材や、インドのオーガニックコットン畑で生まれた生地の展示です。

この素材を使用したアパレル業界初のOCS認証を取得したシャツが、ナノ・ユニバースから12月に販売開始予定です。会場では、TSIの環境負荷低減の取り組みや、温室効果ガス削減の目標についてもパネル展示で紹介され、参加者はファッション業界の未来に向けたアプローチを学びました。

最終日: リセール革命セミナー



最終日には、「リセール革命―ファッションの新収益モデルを探る」と題したセミナーが開催されました。 WWJDAPANのサステナビリティ・ディレクター、向千鶴氏がモデレーターを務め、ファッション業界におけるリセール市場の重要性について説明されました。

リセール市場がどのようにファッションビジネスの収益モデルに変化をもたらすか、具体例を交えながら紹介され、参加者は新たな経済圏の可能性や課題について理解を深めました。また、古着回収の重要性や、その経済的メリットについても討論が行われました。

例えば、株式会社TSIの代表ブランドである「マーガレット・ハウエル」からは、オウンドリセールの取り組みが紹介され、三井不動産の藤本真一氏がリアルとデジタルの融合による新しいビジネスモデルの可能性について言及しました。それによって、ファッション業界は新たな道を切り拓く可能性を探求していることが強調されました。

未来に向けた取り組み



イベントを企画・運営したTSIホールディングスのSDGs推進部長、本宮青芸氏は次のように述べています。「サステナブルなファッション企業を目指すには、多角的なアプローチが必要です。取引先や同業他社との協力によって、このイベントが実現しました。今後も誠実な企業であり続けるために、取り組みを続けていきたいと考えています。」

「Sustainability WEEK」は、サステナブルなファッションの未来を見据え、業界全体での持続可能な取り組みを促進する意義深いイベントだったと言えるでしょう。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

関連リンク

サードペディア百科事典: サステナブル ファッション TSIホールディングス

トピックス(ファッション)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。