アンテナショップ人気ランキング2025最新版
株式会社ブランド総合研究所が実施した「第8回アンテナショップ利用実態調査2025」の結果が出ました。調査は、全国の道県のアンテナショップ34店舗を対象に、首都圏在住の20,000人からの回答を基にしています。最も人気の店舗がどこで、なぜその店舗が選ばれたのか。詳しく見ていきましょう。
人気ランキングの発表!
1位:北海道どさんこプラザ
北海道どさんこプラザは、年々人気が高まる一方で、2017年の調査から連続して1位を獲得しています。東京・有楽町の交通会館に位置し、北海道の特産品がずらりと並ぶ同施設は、訪れる人々にとっての宝箱のような存在です。ここでは、テイクアウトのソフトクリームやコロッケも非常に人気で、様々な味覚が楽しめます。さらに、羽田空港などにも同名の店舗を出店しており、アクセスの良さもリピーターを増やす要因となっています。
2位:沖縄・銀座わしたショップ本店
続いて2位には沖縄・銀座わしたショップ本店がランクイン。2023年に有楽町へ移転したものの、その魅力は変わりません。以前は2フロアでの展開でしたが、現在は1フロアになり、商品がぎっしりと並ぶ光景が目を引きます。この「ぎっしり感」こそが、訪れる人に安心感を与えています。
3位:宮城ふるさとプラザ
3位には、2024年12月に閉店する予定の宮城ふるさとプラザが登場しました。池袋のサンシャイン通り近くに位置するこの店舗は、すでに多くの人に親しまれています。営業は続くものの、2025年には日本橋に運営体制を変えて新たにオープンします。
このように、3位までのランキングは要注目です。他にも、上位6位には東北の店舗が占めており、地域特化型の魅力が見えてきました。
リピーターの増加に注目
最近の調査では、初めての客が減る一方で、リピーターの増加が顕著です。2024年の34店平均の来店率は1.48%と前年よりも減少していますが、リピーターは年間19.15回も訪れることが分かりました。これは、手軽で頻繁に訪れる客層が増えていることを示しています。特に、20代の利用回数が高い傾向があります。
若い世代のヘビーユーザー化
年代別に見ると、20代は9.05回と最も多く、60代以上と比べると4倍の訪問回数です。20代の中でも「週に1回以上」訪れている人は約6.8%にも上ります。このような若者が頻繁に訪れる要因として、地域特産品の魅力だけでなく、手に取りやすい少量パッケージの商品展開が見逃せません。特に、米や米加工品が人気で、これは独身世帯の増加と関連しています。
人気商品はお米!?
今回の調査では、特にお米が若者に受け入れられていることが謳われています。アンテナショップでの購入者の58.6%が「お菓子やスイーツ」を選びますが、20代には38.0%が「米や米加工品」を選んでいることがわかりました。このように、年齢が若くなるにつれて「お米」の購入率が高い傾向にあります。
この背景には、少量パッケージや炊飯済みのパックごはんの登場が大きく影響しています。無駄がなく、使いやすい点が支持される理由です。地域特化型のコンビニエンスストアとして、若い世代の好奇心を惹きつけています。
結論
2025年も人気の高いアンテナショップが数多く存在し、特に北海道や沖縄、そして東北の魅力があらためて浮き彫りになっています。若い世代のリピーターが増え、新たなマーケットの期待が膨らむ中、アンテナショップの役割はますます重要になっていくことでしょう。地元の魅力を存分に味わえる環境を整え、今後も訪れる人々が楽しめるスポットとなってほしいですね。