春風亭一之輔が語る落語の魅力と人生の転機
毎週日曜日に放送されるTBSラジオの『嶌信彦 人生百景「志の人たち」』は、志をもって生きるさまざまな人々の人生観を掘り下げる素敵な番組です。8月31日、9月7日、14日の3週にわたって、落語界の大スター、春風亭一之輔さんがゲストとして登場します。彼がどのようにして落語の世界に引き込まれ、今に至るまでのストーリーをお聞きしましょう。
第一夜:こども時代からのインスピレーション
最初の放送では、一之輔さんのユニークなこども時代が話題に上ります。彼は「おふくろが4人いる」という特異な環境で育ち、兄弟のように育てられたそうです。そんな家庭環境は、彼の落語家としての思想にも大いに影響を与えたに違いありません。
さらには、ラジオ好きだった中高校時代の思い出も語られます。耳に入ってくる音声に心を寄せることで、徐々に落語への興味が高まっていった背景に触れ、一之輔さんが落語界にどのように足を踏み入れたのかがわかります。
第二夜:師匠への弟子入り決意
二夜目では、一之輔さんが春風亭一朝師匠への弟子入りを決意したきっかけが明かされます。「ラジオ寄席」で聴いた「片棒」が心に響き、直談判を敢行したエピソードには、ユーモアと真剣さが共存しています。弟子入りを果たしてからも、師匠との関係や楽屋での出来事、さらには真打昇進までの爆笑エピソードは、聴く者の心をつかんで放しません。
第三夜:家族といっしょに作り上げる落語の世界
最後の夜では、番組の大ヒット番組「笑点」に出演が決まった時の家族の反応も話されます。奥様や子供たちの自然体な反応は、彼の日常に彩りを与えています。さらに、落語の特性として「観客との臨場感」を挙げ、一之輔さんがどのようにして観客を楽しませるのか、いろいろな世代へのアプローチについても語ります。
このインタビューを通して、落語がどのように日本の伝統文化として息づいているのか、また一之輔さんがどのようにその魅力を引き出しているのかが伝わります。聴く者は、楽しさや感動を得ることでしょう。
興味のある方は、ぜひ番組をチェックしてみてください。
番組HP
今回の放送は、体調不良の嶌信彦さんに代わり、彼の長女でライターの嶌陽子さんが出演することになっています。この貴重なお話をぜひお見逃しなく!