立命館大学とユナイテッドアローズの目指すサステナブルな未来
日本のファッション業界が持つ環境課題に真摯に向き合うプロジェクトとして、立命館大学と「ユナイテッドアローズ」の共同企画が始動します。この取り組みは、両者が協力して学生のライフスタイルに寄り添ったオリジナルアイテムを作り出すことで、持続可能な社会の実現を目指しています。2025年には立命館大学の創立125周年を迎えることを記念して、ファッションの新しい形が誕生します。
このコラボレーションでは、ユナイテッドアローズが保有する残反(貯蔵在庫生地)を活用し、学生と共同で日常生活に便利なバッグ、バケットハット、ブックカバーを企画しました。特に、大学生ならではの視点が反映されたデザインで、感性豊かなアイテムが完成しています。これらは立命館大学各キャンパスの生協ショップやオンラインショップにて、10月20日から販売が開始されます。
サステナブルなデザインへのこだわり
本プロジェクトの特徴的な点は、通常のアイテム作りの流れを逆転させ、残反を起点にアイテムを形成したことです。この手法により、学生たちは企業と直接関わる機会を得ただけでなく、商品企画から販売までの実質的な学びを体験しています。また、プロジェクトのロゴデザインは、多様な国籍や背景を持つ立命館大学の学生たちの特徴を反映させる形で、各文字に異なるフォントを使用し、不ぞろいな配置に設計されました。このように、視覚的にも多様性を表現しています。
バッグ
- - カラー: ブルーストライプ、ピンク
- - 価格: 3,930円(税込)
英国の高級シャツメーカーの余剰生地を利用して製作されたこのバッグは、自転車通学者にも配慮されており、肩から腹部にかけての斜め掛けが可能です。更に、内ポケットの追加は生地の無駄をなくすための工夫で、見た目だけでなく実用性も兼ね備えています。
バケットハット
- - カラー: ブラック、ストライプ
- - 価格: 4,400円(税込)
元々はメンズスーツの生地を再利用してデザインされたバケットハットは、ビジネスシーンでも使用できる大人っぽさが漂います。さりげなく個性を演出できるアイテムとして、スタイリングの幅が広がります。
ブックカバー
- - カラー: ベージュ×ホワイト×ブラック、イエロー×ブラウン×ブラックのチェック柄
- - 価格: 2,200円(税込)
このブックカバーはシルクスクリーンで仕上げられており、その素材により独特の質感を持っています。裏地付きという”洋服仕様”は、他のブックカバーとは一線を画し、使いやすさとデザイン性を両立させています。
このように、立命館大学とユナイテッドアローズの共創プロジェクトは学生たちにとって貴重な経験となり、サステナブルなファッションの未来を切り開く一歩となることでしょう。大学と企業が共に歩み、持続可能な解決策を見出すこの取り組みは、若い世代に環境への意識を育てる大きな役割を果たします。
立命館大学とユナイテッドアローズとは?
立命館大学は、彼らの「自由と清新」という建学の精神を基に、教育の質を向上させたり新しいプロジェクトを展開するなど、常に時代の最前線に立つ総合大学です。一方、ユナイテッドアローズは、独自の目線で選び抜かれた商品を提供するセレクトショップであり、日本のファッションシーンで重要な役割を担っています。
このようにして生まれたサステナブルなアイテムは、日常生活に彩りを加えながら、環境保護にも寄与する存在となっています。学生たちの新たな挑戦にどうぞご期待ください。