光源氏の新たな魅力を体感する舞踊祭
2025年3月23日(日)、名古屋能楽堂で『第2回 古典の日フォーラム美しき愛知』が開催されます。日本の伝統文化を重んじる実行委員会が主催するこのフォーラムでは、光源氏をテーマにした新作浄瑠璃「清元光源氏の『藤』」と、名作舞踊「保名」が上演されます。
この公演は、今をときめく源氏研究者、高木和子氏(東京大学教授)と高橋亨氏による対談も実施され、源氏物語の魅力を深く掘り下げる機会となります。特に高木氏と高橋氏の熱い語りが、歴史を辿る観客を平安時代から江戸時代へと誘います。
新作浄瑠璃「光源氏の『藤』」
この日のために創作された新曲、光源氏の「藤」は、紫式部によって書かれた『源氏物語』の世界観を表現します。三弦の優しい音色に心を委ね、観客は甘く繊細な物語の中に入り込むことでしょう。浄瑠璃特有の声と音楽が、源氏の恋愛模様をより一層引き立ててくれます。
舞踊「保名」
また、清元の名作舞踊「保名」は、観客により強い恋の情熱を感じさせてくれる作品です。能舞台の特有の空間と演技が融合し、観客は保名の心情をリアルに体感することができます。舞踊は物語を語る手段として、浄瑠璃とはまた異なる楽しみ方ができるでしょう。
名古屋能楽堂の魅力
催しの場となる名古屋能楽堂は、尾張大名の名古屋城に近く、歴史深い場所です。この能楽堂の独特の雰囲気や気の流れは、演目の理解を深める手助けとなります。観客は古き良き日本の面影を感じ、伝統文化への親しみを再確認することができるでしょう。
骨子と意義
この「古典の日フォーラム」は、単なる講演会にとどまらず、日本の古典文化を深く感じてもらうための場です。過去の文化を知るだけでなく、心で感じ、体験することが目的です。古典は、まるで大切に育てられた家族に再会するかのような存在です。
チケット情報
公演のチケットはカンフェティで販売中。指定席は3,000円、特別席は3,500円、そして自由席は一般2,000円、大学生1,000円というお手頃な価格です。ぜひ、この機会に日本の美しさと文化を直接体感しにいらしてください。
公演の詳細については、公式ホームページをぜひご覧ください。参加者全員が古典文化を新たに感じることのできる、特別なひとときをお楽しみいただけます。皆様のご参加を心よりお待ちしております。