藤巻亮太LIVEレポ
2025-03-17 18:36:48

藤巻亮太「THANK YOU LIVE 2025」 地元山梨での特別な瞬間を振り返る

藤巻亮太「THANK YOU LIVE 2025」のレポート



春の訪れが感じられる温かな日差しの下、3月9日に山梨県甲府市で行われた藤巻亮太の「THANK YOU LIVE 2025」。今年の会場は彼の故郷であり、名曲「3月9日」にちなんだ恒例のこのライブは祝福に包まれていました。昨年の日本の首都での公演から一転、21年目の原点回帰ともいえるこの一夜は、感謝の気持ちを余すところなく表現した特別なものでした。

ライブの幕開け


何よりも印象的だったのは、オープニング曲「紙飛行機」から始まるエネルギッシュな演奏です。バンドメンバーが一体となり、迫力あるパフォーマンスで観客を魅了しました。藤巻の声も冴えわたり、音響の良さが相まって、会場が一つに結束する瞬間が訪れます。

「みなさんへの感謝を伝える「THANK YOU LIVE」、今年は地元・山梨です」と感謝の言葉を口にする藤巻に、温かい声援が飛びます。「ただいま!ありがとう」との応答から始まるライブは、まさに親しい仲間との再会のような雰囲気を醸し出しました。

旅情を味わう


続く3曲はテーマ「旅情を味わう」に基づいたもので、「ドッグイヤー」や「名もなき道」といった楽曲が、雄大な風景を描写します。スローなメロディが心を和ませ、歌詞一つ一つが大地とともに響き渡ります。特に、「自分で引いた境界線をまたいで」という詩が印象に残ります。観客たちもその言葉に共感し、共に旅しているかのように感じました。

豪華な演奏とドラマ


また、メンバー全員がMCに参加したり、特別ゲストとしてヴァイオリニストが加わったりと、和気あいあいとした雰囲気が印象的。その後は、心地よい曲に乗せられながら、「恋の予感から」が披露されます。ドラマチックな展開が一層、観客を惹きつけました。特に心臓の鼓動のようなドラムのビートと、ヴァイオリンの旋律が融合した瞬間は、まさに息を呑むものがありました。

冬から春への移ろい


藤巻は「ここからは冬が勝ち気味のコーナーをやろうと思います」と言い、新曲の「真っ白な街」を初披露しました。この曲は切ない別れの情感を伴い、東京の風景が描かれたドラマチックな一曲です。「Wonderful & Beautiful」へと続く流れは、冬ならではの情感が溢れ、聴く者を引き込む力があります。

クライマックスに向かって


そして、ライブが進むにつれ、新しい季節へ向けての疾走感が生まれます。ニューアルバム『儚く脆いもの』からの「桜の花が咲く頃」などの新曲が盛り込まれ、観客もタオルを振り回して盛り上がります。ライブの終盤には、「3月9日」が再び特別な情景とともに歌われました。「この曲が生まれた土地にいる」と語る藤巻の言葉には、誰もが聴いたことのあるこの曲の新しい解釈が感じられました。

アンコールとフィナーレ


熱い拍手に迎えられてのアンコールでは、レミオロメン時代の「ありがとう」がパフォーマンスされ、心に響きます。そして最後に、ニューアルバムのタイトル曲「儚く脆いもの」が力強く歌われ、生きることの尊さを感じさせてくれました。エンディングには、バンドメンバー全員が観客に手を振り、藤巻自身も感謝の思いを伝えます。

惜しみない拍手と歓声が響く中、幸せな2時間が締めくくられました。故郷の優しさに包まれながら、藤巻亮太の音楽が再び新たな道を切り開く、希望に満ちた一夜となりました。サンキュー、3月9日。来年もまたこの日、どこかで会えることを願います。


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