ナリス化粧品が特許取得!角質剥離改善成分の新発見
株式会社ナリス化粧品は、この度、90年にわたる角層研究の成果として、二つの植物成分「オトメユリ」と「タラゴン」で角質剥離を改善する特許を取得しました。これにより、肌の健康や美しさを引き出す新たなアプローチが実現する期待が高まっています。
角層研究の歴史
ナリス化粧品は、1937年に「ナリスコンク」と呼ばれるふきとり化粧水を発売し、肌に栄養を与えることを目的とした製品開発を行ってきました。この製品は、老化による不要な角質を取り除くことに着目し、以来、途切れることなく角層研究を推進してきました。
皮膚は生まれてから老化角質ができ、その過程で様々な変化を経て最終的に剥がれ落ちることが知られています。この研究の一環として、2020年にはIFSCC Congressにおいて「角層剥離の深刻な低下につながるタンパク質の修飾」という題目で発表を行い、最新の科学的知見として注目されました。
新たな発見「オトメユリ」と「タラゴン」
ナリス化粧品の研究チームは、角層剥離が正常に行われない原因として、角層細胞を接着する因子「DSG1」の変化に着目しました。研究の結果、DSG1が糖化やカルボニル化、ニトロ化されることで、その分解が抑制されることが確認され、角層の肥厚が引き起こされる可能性があることが明らかになりました。
この接着因子の分解が困難になることを防ぎ、正常な角層剥離を促進する成分として見出されたのが、オトメユリとタラゴンです。オトメユリは小ぶりで可愛らしいピンク色の花びらを持ち、タラゴンは料理によく使われる香り高いハーブです。これらの成分を使用することで、より高いお手入れ効果が期待されるため、特許を取得するに至りました。
研究プロジェクトの進化
ナリス化粧品では、初期から研究開発部門が設けられ、角層およびふきとり化粧水における研究は重要なテーマの一つです。これまでの研究では、成分開発だけでなく、製造技術や感性価値も追求してきた結果、学会での発表がなされ続けています。
研究チームの森田哲史氏は、「独自の角質除去成分『白花豆エキス』との組み合わせによって、効果の相乗効果が期待できる」と述べ、今後の研究の可能性と広がりについて語っています。
ふきとり化粧水の意義
ナリス化粧品のふきとり化粧水は、老化による角質を取り除くことで肌のターンオーバーを促進し、後から使用する化粧品の浸透を高める役割を果たしています。1937年に創業者の村岡満義氏によって開発されたこの化粧水は、それまでのスキンケアの常識を覆し、多くの注目を集めました。
近年では、ナリス化粧品が2025年までの販売シェアにおいて10年連続で国内No.1を記録したことも、顧客の信頼を示す一因です。また、「ふきとりの日」の制定を記念して、ふきとり化粧水の重要性に対する認知向上にも寄与しています。
未来への期待
新たに特許を取得したオトメユリとタラゴンは、今後のスキンケア市場において重要な役割を果たすと考えられます。この革新的な成分が、ユーザーにさらなる美しさを提供することを願いながら、ナリス化粧品はこれからも研究開発を続けてまいります。