世界がつながる瞬間！10代のエンターテイナーたちによるZERO FESの魅力

2025年7月21日、東京で初めて開催された国際フェスティバル「ZERO FES」を通じて、全世界から集まった10代のアーティストたちとその魅力的なパフォーマンスを振り返ります。500名以上の来場者が、ジャンルや国を超えた共創空間で共鳴しました。

世界からの若き才能が集結

このフェスには、ベルギー、セネガル、チリ、ポーランド、ドバイ、スコットランド、日本という7カ国から即戦力となるティーンパフォーマーが参加しました。彼らは既に国際的な舞台でその名を馳せており、音楽やダンス、映像など、多彩なジャンルでその才能を発揮しました。特に注目されたのは、14歳のベルギー出身DJ ELFIGO。彼は「Tomorrowland」に3年連続で出演し、今回が日本初のパフォーマンスでした。

彼の鮮烈なデッキプレイは会場を熱狂の渦に巻き込む素晴らしいもので、続いて登壇したMC Millarayも大いに楽しませてくれました。彼女のラップには、先住民族の文化を織り交ぜたメッセージが込められており、感動的な表現で観客の心に火を灯しました。

ダンスとテクノロジーの融合

セネガルからはPapaとMamadouが、アフリカのリズムを取り入れた圧巻のダンスパフォーマンスを披露。ダンスだけでなく、DJとのコラボレーションで会場をひとつにまとめ、観客を魅了しました。一方、ポーランドから登場したDJ OTEKは、TikTokで話題の若手DJ。彼の卓越したテクニックとフレッシュな音楽は、ファンを熱狂させました。

ドバイからは13歳のスクラッチDJ、DJ MICHELLEも登場。彼女の若さにもかかわらず、舞台での存在感と高いスキルは圧巻でした。リアルタイムで構築されるビートにしても、観客を引き込むパフォーマンスは見ごたえがありました。18歳のCezary Machejは、世界で注目されている存在であり、彼のエレクトロニックとドラムを組み合わせたスタイルは、まさに未来の音楽の形を示すものでした。

新たな可能性を信じて

特に注目すべきは、同じ世代の若者たちによって作り上げられたこのフェスティバルの持つ意義です。「ZERO FES」の企画・プロデュースを手掛けたIDEARの創業者、14歳の天野凱斗は、舞台の最後に心温まるメッセージを発信しました。「国も年齢も超えて、共にアイデアを出し合い、夢を実現できる場所を提供したい」という彼の情熱は、参加者全員に深く響いたことでしょう。

このフェスは、ただ単にパフォーマンスを提供するだけでなく、参加者全員が新たな可能性に挑むきっかけとなりました。次回の開催も期待される中、これからのIDEARはさらなる進化を続けていきます。