高齢者の命を守るリモコン「ReReCo」
近年、特に酷暑が続く夏シーズンに増加している高齢者の熱中症。その大きな要因の一つは、家庭内でのエアコン未使用です。高齢者は暑さを感じにくいことから、エアコンをつけずに扇風機だけで過ごしてしまうことが多く、命に関わる危険があります。そんな中で、ブラウン研究所の長澤幸義氏は、高齢者の命を守るための新しいアイデアを考案しました。それが「ReReCo(リリコ)」です。
発明の経緯
長澤氏の経験は、便利屋として活動していた2003年に始まりました。そして2008年からは遺品整理業に従事し、多くの家庭の事情を理解してきました。特に高齢者の孤独死に立ち会ってきた彼は、エアコンを使用しないために命を落とす方々の多い現状を目の当たりにし、何とかしたいという思いを強くしました。
高齢者とエアコンの関係
環境省によると、高齢者の熱中症死亡のうち約9割が自宅内で発生し、そのほとんどがエアコン未使用に起因しています。高齢者は電気代の節約やエアコンに対する不安から、猛暑時でもエアコンを切ってしまう傾向があります。また、停電による瞬時の電力供給停止でもエアコンが自動復旧しないというケースが多く、命の危険が高まります。
「ReReCo」の特徴
「ReReCo」はあらかじめ設定した温度を超えると自動でエアコンを作動させるリモコンです。Wi-Fiやスマートフォンなしで簡単に設定が可能で、どなたでも使いやすい設計が特徴です。万が一、高齢者がエアコンを手動で切っても、設定温度を超えれば再度動き出し、さらに停電後も自動的にエアコンを再起動できます。この機能により、熱中症のリスクを大幅に減少させることができます。
実体験からの発想
長澤氏がこのリモコンの開発に至った背景には、心に残るひとり暮らしのおばあちゃんの思い出があります。彼女は昔の記憶から「エアコンは必要ない」と言っていましたが、その考えが彼女の命を奪うことになってしまったのです。この体験をもとに、「ReReCo」の開発に取り組む決意をします。このリモコンがあれば、同じような悲しい事故を繰り返さずに済むと信じています。
今後の展望とお願い
高齢者が安心して夏を過ごせる環境を整えるため、「ReReCo」の普及を目指しています。多くの家庭でこのリモコンが役立ち、高齢者の熱中症や孤独死を減らすことができるよう、メディアの力を借りて広く周知していただきたいと考えています。ぜひ一緒に高齢者を守る社会を築いていきましょう。
【クラウドファンディングについて】
「ReReCo」は2025年5月30日よりクラウドファンディングサイト「Makuake」にて先行販売中です。
詳しくはこちらから!
- - プロジェクト期間 : 2025年5月30日 8:00 ~ 7月7日 22:00
- - リターンのお届け : 2025年8月末までにお届け予定
会社情報
ブラウン研究所
代表:長澤幸義
住所:埼玉県春日部市備後東2-14-10
ホームページ:
ブラウン研究所公式サイト
私たちの未来をより安全に、そして快適にしていくために、「ReReCo」があなたの家庭にも役立つことを願っています。