すごい指:フィンガーメイド時代のピクチャープレーン
東京・西麻布にある夜のオルタナティヴ・スペース「WALL_alternative」では、アーティスト布施琳太郎によるキュレーション企画「すごい指:フィンガーメイド時代のピクチャープレーン」が開催中です。この展覧会は、6月23日までの期間限定となっています。布施琳太郎は、特にスマートフォンの普及以降に変化した都市での感覚や人との関わりをテーマに作品を制作しており、今回の企画でもその視点が色濃く反映されています。
展示内容と参加アーティスト
本展では、布施琳太郎の他に、小林健太、田中勘太郎、中西伶、米澤柊の4名が参加しています。各アーティストは、展覧会のために新たに制作した作品や既存の作品の再展開を発表しています。
- - 米澤柊による大型インスタレーション《傷ついた指》、これが初めての展開となります。
- - 中西伶は大型絵画《Landscape No.17》の再構成作品を展示しています。
- - 田中勘太郎は押し花を用いた立体作品《One Time Displaced By Another》を発表し、新しい表現が際立っています。
- - 小林健太による新シリーズ《iPhone Photographs & Drawings》も必見です。
もちろん、布施琳太郎の継続的に制作されている《Retina Painting》シリーズの新作もお楽しみいただけます。
映像作品の上映
展覧会では美術作品とともにミュージックビデオ作品も上映されます。特に、Jon Rafmanが手がけたOneohtrix Point Neverの「Still Life (Betamale)」や、大森靖子の「愛してる.com」、ゆるめるモ!の「Hamidasumo! (Heaven&Hell Remix)」など、近年の身体感覚やインターネット文化を反映した映像も楽しめます。これらの作品群は、現代社会におけるテクノロジーと身体感覚の新たな関係を見つめ直すきっかけになるでしょう。
キュレーションテキストの展示
会場内には、布施琳太郎が本展のために書き下ろしたテキストも展示されており、出展作品と映像作品の関連性やキュレーションの背景に触れることができます。
トークイベントの開催
この展覧会では、さまざまなトークイベントも企画されています。6月16日には、布施琳太郎がモデレーターを務め、小林健太と中西伶を迎えたトークセッション「この10年でなにが変わったのか?」が公開収録形式で開催されます。このトークでは、2010年代におけるカルチャーシーンの振り返りも行われ、現在のアートシーンの変化について対話が行われる予定です。
さらに、6月23日には、田中勘太郎と米澤柊を招いたクロージングトークセッション「もっともインディペンデントなものについて」が行われます。特に、アートシーンにおいていかにして独自性を保つかがテーマにされる予定で、非常に興味深い内容になります。
バーの特別メニュー
展示会場にはバーも併設されており、期間限定で山形のワイナリー『PINO COLLINA』のワインを楽しむこともできます。これは、展覧会出展アーティストに共通するコミュニティのあり方からインスパイアを受けて選ばれた特別なセレクションです。
まとめ
「すごい指:フィンガーメイド時代のピクチャープレーン」は、アートだけでなく、映像、テキスト、そしてトークイベントを通じて、「指先の動き」から現代の身体感覚やテクノロジーとの関わりを政策する貴重な機会です。ぜひこのアートエクスペリエンスをお見逃しなく、お出かけください!
展示概要
- - 会期 : 2026年6月3日(水)〜6月23日(火)
- - 時間 : 18:00-24:00(*日曜定休)
- - 場所 : WALL_alternative(東京都港区西麻布4-2-4 1F)
- - 入場 : 無料・予約不要
- - 詳細情報 : WALL_alternative HP