資生堂のLGBTQ+支援
2025-06-02 11:35:55

資生堂が目指すLGBTQ+支援の新たな取り組みとは

資生堂が目指すLGBTQ+支援の新たな取り組み



資生堂は、2025年のプライド月間を迎えるにあたり、LGBTQ+コミュニティ及びそのアライを支援する活動に取り組んでいます。この取り組みは、企業の使命である「美の力でより良い世界を」という理念のもとに行われ、多様性の尊重と、誰もが自分らしく生きられる社会の実現を目指しています。

毎年、6月に行われるプライド月間は、LGBTQ+の権利を啓発する様々なイベントが世界中で開催されます。資生堂では、その一環として「Diversity Week for LGBTQ+ 2025」イベントを計画し、東京をはじめとする各地でプライドイベントに参加する予定です。特に、日本で最大規模の「Tokyo Pride 2025」では、資生堂のブースを設置し、来場者へのパーソナルBカラー診断を通じて、個々の美しさを引き出すお手伝いをすることを目的としています。また、資生堂の社員たちもパレードに参加し、企業としてのあらゆるサポートを示します。

さらに、資生堂はトランスジェンダー女性やノンバイナリーの方々が抱えるメイクに関する悩みを解消するため、独自のメイク技術を共同で開発。その成果をオンラインで発表し、講座も開催するなど、多様な表現をサポートしています。

また、資生堂は「ビジネスによるLGBT平等サポート宣言」に賛同し、性的指向や性自認による差別を禁じた法律の制定に向けたキャンペーンにも参加。これにより、すべての人に対し平等な職場環境を提供することを目指しています。

社内におけるLGBTQ+支援の取り組み



資生堂は、社内でもLGBTQ+への理解を深める活動を行っています。「ColorFulls」という従業員リソースグループが組織され、当事者やアライたちの体験談を共有し、意見交換を行うイベントが企画されています。これらの活動を通じて、職場環境の改善や多様性の尊重を推進していく方針です。

また、資生堂は自身の倫理行動基準において、職場における多様性の尊重と性的指向・性自認に基づく差別を明文化し、実践しています。特に、日本国内では2017年から同性パートナーが異性の配偶者と同等の扱いを受けられるよう就業規則を改訂し、福利厚生においてもその配慮がなされています。

未来に向けた資生堂のビジョン



資生堂は、これらの取り組みを通じて、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I)を重要な経営戦略として位置づけています。多様な人材がそれぞれの個性を生かせる環境を整えることで、企業力強化につなげ、持続可能な社会の実現に貢献していく考えです。

プライド月間の特別な活動の中で、資生堂が示す積極的な姿勢は、他の企業にとっても模範となる例と言えるでしょう。今後も、LGBTQ+コミュニティに寄り添う企業として、さらに多くの支援を展開することが期待されます。資生堂の取り組みは、他者との共生や多様性を尊重する社会を実現するための大きな一歩です。


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