氷川きよしが魅せた新たなステージ、ライブレポート
氷川きよしが“KIINA.”名義で約5年ぶりに行ったライブ、『KIINA. Release LIVE』が、2026年6月19日に東京・EX THEATER ROPPONGIで盛大に開催されました。このライブは昨年11月に発表されたポップスアルバム『KIINA.』のリリースを祝うもので、約1200人の観客が熱気に包まれた会場に詰めかけました。
オープニングから強烈なインパクト
オープニング映像は、アルバム『KIINA.』のジャケットを基にしたもので、後ろ向きの女性が振り返るシーンから始まります。彼女は未來の自分であり、観客はその瞳に引き込まれ、宇宙や地球、生命の象徴が映し出される。まるですべての命を表現するかのような映像に、期待が高まります。
オープニングナンバーは「魔法にかけられた少女」。赤と黒のドレスをまとって登場したKIINA.の声は、会場全体を包み込み、その歌声はまるで空気を切り裂くよう。続いて披露された「薔薇 VOLCANO」では、力強く自己を解放し、自由に舞う姿は観客を魅了します。
直球メッセージの数々
次にKIINA.は、自身の思いを込めたメッセージソング「デキヤシナイ」や、全ての人に向けた「Jeanne d'Arc~聖女の微笑み~」を披露。赤い布を使ったダンスは熱を帯び、感情が渦巻きます。観客の心を一つにし、立ち上がって応援する姿が印象的でした。
また、椅子に座って檻の中から登場した「確信」では、ストレートな言葉が観客に飛び込んできます。「明日が来ないとしたら」と問いかける様は、心に響くものがありました。
ダイナミックな衣装とパフォーマンス
KIINA.は「ラ・マスカレイド」で妖艶さと力強さを見せつけ、ダンサーたちと共演。音楽に命を吹き込むように、ステージ全体がダイナミックに変化していきます。次に「雷鳴」を披露した時には、ゲーム『信長の野望・新生』のエンディングテーマとのこともあり、その響きは深く観客に刻まれました。
楽曲の中でも特に印象的なのは、「はじまり」。KIINA.自身が詩を書いたこの曲は、父との思い出を優しい旋律で綴ります。その温かい歌声と共に送られたメッセージは、会場に感動を与えました。この瞬間に感じられるKIINA.の人間性は、ファンの心を掴むものがあります。
さらなる感動のクライマックス
このライブのクライマックスに向かって、KIINA.はレオパード柄の衣装に着替え、「Party of Monsters」や「限界突破×サバイバー」で会場を熱狂の渦に巻き込みます。観客も一体となり、タオルを振り、彼と共に楽しむ姿は、まさにライブの醍醐味です。
アンコールでの愛のメッセージ
アンコールでは「ハニカムシステム」と「キニシナイ」を披露し、ラフなスタイルで楽しさを演出。SNSのメッセージにも触れつつ、観客に目を見て伝える姿が印象的でした。最後には両親を語り、「命の約束~16436日」を披露し、感謝の気持ちが深く染み渡る瞬間が訪れます。
「命ある限り、歌い続けます」という言葉と共に、投げキッスを送って終了したこのライブ。涙と笑顔に包まれた2時間は、参加者にとって特別な思い出として刻まれたことでしょう。
この夏から始まる長いツアー「氷川きよしコンサートツアー2026-27〜KIINA’S LAND 2〜」も控え、9月6日の彼の誕生日公演も見逃せません!