赤嶺姉妹の特別公演
2025-10-15 11:47:36

琉球舞踊を継承する赤嶺姉妹が増上寺で特別公演を開催

琉球舞踊を継承する赤嶺姉妹が増上寺で特別公演を開催



2025年6月、ニューヨークのカーネギーホールで満席の観客を魅了した琉球舞踊家「赤嶺姉妹」が、次なるステージとして東京・増上寺で特別公演を行います。公演名は「志舞 – shimai – 400年を紡ぐ舞〜増上寺に響く琉球の祈り〜」。日時は2025年11月23日(日・祝)で、沖縄の美しい琉球舞踊が織りなす祈りの舞が歴史の響きを背負って現代に現れます。

この特別公演は、琉球国としての独自の文化を象徴する舞踊が400年の時を経て、再び増上寺という歴史的な地で行われるものです。琉球舞踊は、首里城で発展し、単なる美しい芸能ではなく、時の流れと共に文化的な交流を保ってきた重要な役割を持っています。

増上寺と琉球舞踊の歴史



増上寺は、琉球使節が江戸を訪れた際に滞在した地でもあり、かつての文化交流の場所として豊かな歴史を持っています。1609年に琉球は薩摩藩に侵攻され、その後も独自の外交を続ける中で、当時の文化水準の高さが評価されました。徳川家康が琉球の文化に感銘を受けたことは、当時の外交の重要性を示す一例です。今回の公演は、その歴史を受け継ぎ、再び地元・増上寺で琉球の舞が世に広がる機会となります。

赤嶺姉妹がこの公演を通じて発信するのは、祈りと品位、静寂が織りなす美しさです。舞踊は、各所作の中に「平和」の願いを込めており、争いを鎮め、心の安らぎをもたらす役割を果たしています。

増上寺での特別公演の意義



増上寺は、戦後80年を迎え、再び「平和とは何か」というテーマを考える時期にあります。特別公演「志舞」は、過去の歴史を語るだけでなく、私たちが未来に向けてどうエネルギーを充填していくかを問うものです。この舞台は、過去からの教訓を受け継ぎ、現在を生き、未来へ希望を手渡すための新たな文化の章の開幕を意味しています。

赤嶺姉妹は、首里城再建への祈りを込めてこの舞を披露することに決意を込めています。「失われたのはただの建物ではなく、心の拠り所だ」と言われるように、彼女たちの舞には地域の文化の再生と未来への継承の意義が根付いています。憧れの首里城再建を願う気持ちが、琉球舞踊を通して新たな形で表現されることでしょう。

赤嶺姉妹のプロフィールと公演詳細



赤嶺姉妹は、沖縄県那覇市出身の姉妹舞踊家で、数々の公演に出演し、舞踊の世界で評価を受けています。公演には、ゲスト演奏として中国の二胡奏者、賈鵬芳も参加します。

特別公演「志舞 – shimai – 400年を紡ぐ舞〜増上寺に響く琉球の祈り〜」は、2025年11月23日、増上寺大殿にて開催。チケットは、S席12,000円、A席8,000円で、クラウドファンディングを通じて支援者には特別席も用意されています。詳細は公式ウェブサイトやクラウドファンディングページでご覧いただけます。

文化伝承の一環として、この公演に参加することで、みなさんも琉球舞踊が持つ祈りの美しい心を未来へと受け継ぐ一員となれるでしょう。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

関連リンク

サードペディア百科事典: 琉球舞踊 赤嶺姉妹 増上寺

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。