大人女子会の実態とメークトレンド
2026年1月号の『美ST』では、262人を対象に「大人の女子会」に関する調査を行い、その結果が明らかになりました。この調査からは、女子会における参加者同士のつながりやメークへのこだわり、話題の内容が浮き彫りになっています。
誰と女子会を楽しむのか?
調査における「誰と女子会をするのが多いですか?」という質問には、最も多く「ママ友」が選ばれ、28%を占める結果となりました。次いで、「学生時代の友人」が21%、職場の同僚が19%、親友や幼なじみが18%という順でした。特にママ友との女子会は、保育園やラグビースクールを通じて知り合った仲間同士が気軽に集まるケースが増加しているようです。
また、趣味や好きなことを共有する友人たちとの集まりも多く、推し活仲間や、同じ雑誌の読者モデル、オンラインサロンで知り合ったメンバーが集まることが目立ちます。自分らしいスタイルを持つ仲間との女子会は、より一層楽しいものになっているようです。
女子会におけるメークのポイント
次に、女子会でのメークについても注目が集まりました。多くの女性が「目もと」「肌」「唇」にこだわっているとのこと。この調査では、特に写真を撮ることを意識したアイメークやリップに力を入れる傾向があります。
「女子会で使うアイテムは?」という質問には、リップアイテムが特に好まれ、多くの人が落ちにくいリップを重視しています。アイメークでは、キラキラしたラメや発色の良いパレットが人気を集めており、華やかさを求める傾向が強いようです。「女子会で相手のどこを見ているか」との問いには、他の参加者のメークや髪型、健康的な見た目が気になるという意見が多く、笑顔や表情の輝きにも注目していることが分かりました。
話題は家族や美容から旅行まで多彩
女子会の話題についても調査結果が示されています。最も多い話題は「家族・パートナー」で、次に「子ども・教育」、「美容・健康」と続きます。そのほかにもグルメや旅行、仕事のことなど、リアルで現実的なテーマの話が盛り上がる傾向があり、ポジティブな話題との共存が楽しみの一つとなっています。
さらに、美容への興味が多い『美ST』世代ならではの話題も多く、昨今購入したコスメや美容法についての意見交換も行われているそうです。ダイエットやボディメークにも関心が高く、健康を意識した話し合いが行われる場となっています。
自分を磨く場としての女子会
『美ST』編集部の岩崎利架氏は、「40代・50代の女子会は、本音を語り合いながら自分を磨く場」だとコメントしています。女子会の頻度は月に1回から数ヶ月に1回と選ばれ、少人数で落ち着いた雰囲気のレストランを選ぶ傾向が強いようです。予算も3,000円から5,000円と手頃であり、特別すぎない日常的な贅沢を楽しんでいる様子が伺えます。
「盛れるポイント」を意識しながらも、ナチュラルさを大切にする美意識の高さが感じられる女子会は、参加者のストレス解消の場であると同時に、自分をより良くするための情報交換の場ともなっています。手土産を通じたセンスの共有やお気に入りのコスメ情報の交換が、彼女たちの毎日を豊かにしているのです。
このように、現代の女子会はただの集まりではなく、自己を見直し、他者とつながる大切な時間となっていると言えるでしょう。これからの女子会スタイルについて、皆さんもぜひ考えてみてはいかがでしょうか。