モーツァルトの《羊飼いの王様》が藤沢市民オペラとコラボで上演
モーツァルトが19歳の時に作曲したオペラ《羊飼いの王様》が、神奈川県民ホールと藤沢市民オペラの共同企画で上演されます。特に注目は、1973年以来の歴史を持つ藤沢市民オペラとの初のタッグ。オペラ愛好家にとって、待望の公演と言えるでしょう。
公演概要
このオペラは、全2幕から成り、演奏会形式で行われるため、多くの人々に親しみやすい仕上がりとなっています。公演の日程は、11月8日(土)と9日(日)の2日間、藤沢市民会館大ホールで行われます。開演は14:00ですが、13:15からの開場が予定されているので、少し早めに足を運ぶことをお勧めします。
舞台の背景
作品の舞台設定はレバノンの田園地域であり、シドンの先王の王子アミンタが中心となります。彼は羊飼いとして生活しながらも、王職と愛の間で葛藤を抱えている姿が描かれています。アミンタの恋人であるエリーザは、現王の娘タミーリを守るために奮闘しています。加えて、マケドニアのアレッサンドロ大王も登場し、彼の恋人アジェーノレとの関係が物語の焦点となります。
豪華キャストによる演奏
この公演では、オペラ指揮者として名前を馳せている園田隆一郎が指揮を務め、豪華な歌手陣も名を連ねています。砂川涼子、森麻季、中山美紀といったトップソプラノたちが美しい歌声でこの作品の魅力を引き出します。また、神奈川フィルハーモニー管弦楽団も参加し、楽器の響きが演出を一層引き立てます。
チケット情報
公演の価格は、S席が6,500円、A席が5,500円、B席が4,500円、C席が3,500円と幅広く設定されています。特に25歳以下の観客には優遇措置があり、U25料金が設定されていますので、若い世代にも訪れるチャンスがあります。チケットはオンラインでも購入可能で、藤沢市民会館や神奈川県民ホールの窓口でも扱っています。
関連企画とレクチャー
また、つい先日、モーツァルトの名案内人でもある青島広志によるレクチャーコンサートも開催される予定で、オペラの詳細をより深く理解する良い機会となります。
終わりに
このように、モーツァルトの名作を極上の環境で楽しむ機会は滅多にありません。ぜひ、最大限に楽しむために、事前にチケットを押さえ、歴史的なオペラの感動を味わってみてはいかがでしょうか。神奈川県民ホールと藤沢市民オペラの初タッグに期待が高まります。