ディーゼルが描くサステナブルなデニムの未来
ディーゼルが手掛けるミニ・ドキュメンタリーシリーズ「Behind the Denim(デニムの裏側)」の最終章が公開されました。このシリーズは、低環境負荷でのデニム生産を目指すディーゼルの取り組みを深く掘り下げ、全5章から成り立っています。デニムのライフサイクル全般に焦点を当て、農場から工場、そして私たちのクローゼットに至るまでの過程を辿りながら、持続可能なファッションの姿を探求しています。
エピソード5の内容
最終章であるエピソード5「廃棄物を宝物に」では、ホストのレア・オグラミがスペインのバレンシアにある生地メーカー、テジドス・ロヨを訪れ、流行のファッション用語「サーキュラリティ」について学びます。倉庫には大量のデニムの切れ端が山積みされており、レアは「サーキュラリティ」とは、無駄を省き、素材を何度も再利用するための革新的な方法であることを理解します。
ディーゼルのサプライチェーン・サステナビリティ・マネージャーであるファビオによれば、同社は年間約400万メートルのデニム生地を使用してコレクションを展開しています。裁断・縫製技術を駆使しても、依然として15パーセントの裁ち落としが発生し、これは製品を作成する際に不可避に生じる余剰素材です。この問題に対処するため、ディーゼルとテジドス・ロヨは協力し、生地の廃棄物を再利用するための工業プロセスを開発しました。具体的には、廃棄物を細かく裁断して新たな糸として生まれ変わらせる手法です。
ディーゼル・リハブデニム・プログラム
ディーゼルの提供するリハブデニムプログラムは、最先端の循環型プログラムの一例であり、100%リサイクルコットンとリフィブラ™テクノロジーを用いたテンセル™リヨセルと、再利用されたプレコンシューマー廃棄物を混合したリサイクル・エラスタンを使用しています。このエピソードでは、テジドス・ロヨの代表であるアルベルト・グゼッティが、コレクションの制作過程を詳しくレアに説明します。
最終的な工程として、彼らが特許を取得したドライインディゴ®テクノロジーを駆使し、水を使用せずに生地を染色するという画期的な技術が紹介されます。この技術はデニム染色において化学薬品やエネルギーの使用量を大幅に削減することができます。
レアの感想
レアは、「ディーゼル・リハブデニムは本当に素晴らしい」とコメントしています。彼女の体験を通じて、デニムが持つ可能性やその影響力についての意識が一層深まっています。
さらに、エピソードはレアがディーゼルのクリエイティブ・ディレクターであるグレン・マーティンスに出会い、彼との対話を通じてディーゼルのサステナビリティの旅を締めくくります。デニム生産における責任ある取り組みの重要性を改めて感じることでしょう。
このミニ・ドキュメンタリーシリーズ「Behind the Denim」は、ディーゼルが人々や地球にとってより良い製品とデザインを追求する姿勢を示しています。詳細は特設サイトをぜひご覧ください。
デニムドキュメンタリー「Behind the Denim」特設サイト
ディーゼル・リハブデニムについて
ディーゼル・リハブデニムは、廃棄物を再利用することで、より責任あるデザインを提案するデニムシリーズです。リサイクルコットンやリサイクルポリウレタン、テンセル™リヨセル繊維をブレンドし、化学薬品や水の消費を大幅に削減する技術を採用しています。同ブランドの革新性やサステナブルな製品への取り組みは、現代のファッションシーンにおいて重要なメッセージを発信しています。
廃棄物を再利用した「ディーゼル・リハブデニム」特設サイトはこちら