廃プラスチックが生む、未来の笑顔
廃棄される運命にあったプラスチックが、高校生たちの手によって子どもたちの笑顔に変わる――そんな素晴らしいストーリーが「プラリボンプロジェクト」にあります。この取り組みは、株式会社Kiriuriが大阪府教育庁と協力し、府立茨木工科高等学校、府立淀商業高等学校の学生たちがともに進めた再生プロジェクトです。大きなテーマとして2025年12月に地域連携イベント「淀翔モール」にて展示、その後、茨木市立春日保育所に作品が寄贈されました。
廃棄物から生まれる価値
株式会社Kiriuriは、プラスチック加工業界において廃材問題を深刻に捉え、毎月500トン以上の廃棄物が発生する中での有効活用策を模索していました。そこでSDGs(持続可能な開発目標)の観点から、この廃プラスチックを資源として再利用する提案を行い、このプロジェクトがスタート。廃プラスチックを新しい形に生まれ変わらせるため、府立茨木工科高等学校は加工技術を担当し、府立淀商業高等学校は商品アイデアやPR活動に取り組むことで、産学官の協力体制が強化されました。
高校生たちの創造性
完成した作品には、ハンガーラックや机などの実用性の高い家具が含まれています。金属フレームの角部分にはプラスチック部材が付けられ、利用者の安全にも配慮されています。生徒たちは専用の刃具を用いて素材の特性を理解しつつ製作を行い、現場でのリアルな技術体験を通してものづくりの面白さや難しさに触れました。淀商業高校の生徒たちはプロジェクトの名称決定や展示用ポスター制作を担当し、「SDGsを推進」「廃プラスチックに新しい形を」というメッセージを発信しました。
地域とつながる展示と寄贈
プロジェクトの成果物は、2025年12月13日に開催された「淀翔モール」で展示されました。訪れた多くの人々からの注目を集めたこの展示では、子どもたちが直接作品に触れることができました。その後、12月24日には、茨木市立春日保育所に作品が寄贈され、実際に園児に手渡されたことで、新たな交流の場が生まれました。この経験を通じて子どもたちはリサイクルや環境問題に対する理解を深めることができました。
教育と環境の未来を育む
本プロジェクトはただの制作活動ではなく、未来に役立つ実践的なスキルの習得の場ともなっています。課題解決能力やチームワーク、そして主体的にプロジェクトを進める意識が育まれたのです。関係者からは「喜ばれるものを寄贈することで、未来への投資となる」との声が。これからの10年後を見据えた教育プロジェクトとして注目されています。
株式会社Kiriuriの思い
株式会社Kiriuriの代表取締役社長である栗本学氏は、「廃棄されていたプラスチックが生徒たちの技術とアイデアで新しい価値を創出する姿に驚きを感じました」とコメント。この取り組みを通じて、環境問題とものづくり教育の両立が実現できることをとても嬉しく思っています。今後も、循環型プラスチック産業の実現に向け、教育機関や地域と協力し続ける意向を示しています。
次なるステップ
今後、茨木工科高等学校からは、新たな立体パズル制作の提案も寄せられており、株式会社Kiriuriは引き続き廃プラスチック素材の提供を計画しています。教育現場と連携しつつ、プラスチックの資源を最大限に活用する新しい取り組みを模索していく予定です。
プロジェクト概要
- 府立茨木工科高等学校(加工担当)
- 府立淀商業高等学校(アイデア・PR担当)
- 大阪府教育庁教育振興室 高校改革課
- 株式会社Kiriuri
- - 展示日:2025年12月13日
- - 寄贈日:2025年12月24日
会社情報
- - 会社名:株式会社Kiriuri
- - 代表者:代表取締役社長 兼 CEO 栗本 学
- - 事業内容:プラスチック素材のオーダーカット販売サイト『KIRIURI.COM』の運営
- - URL:https://kiriuri.com/