富士吉田市の郷土食「吉田のおにぎり」登場
富士吉田市と言えば、「吉田のうどん」が有名です。この郷土食を新たな形で楽しめる「吉田のおにぎり」がこの冬、みなさんの食卓に登場します!
若者の地域活性化に向けた試み
山梨県富士吉田市では、若者の人口減少をこれまでの取り組みと共に考え、特定非営利活動法人かえる舎と協力しながら若者による地域活動を推進してきました。高校生からなる地域活性化グループ「かえる組」もその一環です。彼らは地域の課題を自分ごととして捉え、実現可能な解決策を考えて活動しています。その活動の中から、新たな郷土食を作る構想が生まれました。
「吉田のおにぎり」の特徴
この「吉田のおにぎり」は、富士吉田市の名物である「吉田のうどん」の具材を詰め込んだ、混ぜ込みタイプのおにぎりです。出汁、天かす、ごぼう、すりだねが絶妙に組み合わされ、どこか懐かしい味わいを感じることができます。特に注目したいのは、地元の食材だけでなく、地元高校生のアイデアが盛り込まれた点です。これにより、地域の魅力を感じられる一品が完成しました。
開発の背景と地域との絆
「吉田のおにぎり」は、2024年12月12日から山梨県内の206店舗のセブン-イレブンで販売がスタートします。税抜き150円、税込162円というお手頃価格で、誰でも手軽に楽しめるのが魅力です。また、販売開始に向けての試食会では、高校生たちが熱心に意見を交わし合い、さらなる改良を加えました。
かえる組の活動について
かえる組は、47名の高校生から成り立っており、地域の魅力を伝えるために様々なプログラムに参加しています。例えば、オーバーツーリズム対策として外国人観光客に対する調査を行い、短時間で地域の魅力を感じてもらえるフードを開発するきっかけとなりました。富士吉田の良さを知ってもらえるよう、皆が意見を出し合い一丸となって進めてきたこのプロジェクトは、地域の若者と企業との新しい形のコラボレーションともいえるでしょう。
地域で愛される一品
地域の郷土食「吉田のうどん」の特徴を活かした「吉田のおにぎり」は、観光客だけでなく地域の住民にも手に取ってほしいと願われています。寒い冬にぴったりの温かみのある味わいを、ぜひこの機会に楽しんでみてはいかがでしょうか。新しい形での郷土料理を通じて、地域の食文化をさらに盛り上げていきましょう!
冬の訪れと共に、吉田の魅力をたっぷり詰め込んだ「吉田のおにぎり」を皆さんに。是非、お近くのセブン-イレブンで手にとってみてください!