フジテレビアナウンサーが短編小説に挑戦
2026年1月28日(水)、フジテレビのアナウンサー5人が手掛けた短篇小説集『おしゃべりな食卓 フジテレビアナウンサー短篇小説集』が発売されます。この新しい試みは、料理という共通のテーマを通じて、各アナウンサーが描く多彩な物語を楽しむことができます。
上垣皓太朗アナがカバーイラストを担当
本書のカバーイラストを担当するのは、入社わずか2年の上垣皓太朗アナ。彼が初めてカバーイラストに挑戦した背景には、子供の頃からの絵を描くことへの情熱がありました。編集者から「上垣アナの好きなものを」という依頼を受け、色とりどりの陽気なイラストを描いたといいます。
「おしゃべりな食卓」というタイトルにインスパイアされ、食卓がカラフルで多様性に富んでいる姿を表現しようとした上垣アナ。様々な人々が集う場をイメージし、楽しさあふれる作品に仕上げました。彼自身の食卓での家族との営みも影響を与えたようで、家族との大切な時間を描き出しているのです。
短編小説集の内容とテーマ
本書には、料理をテーマにした5つの短編小説が収められています。以下は各アナウンサーの作品の概要です。
安宅晃樹アナの『満天のハンバーグ』
料理を「化学」と信じるシェフの物語。亡き妻の味を再現する試みは、数式では解決できない愛の味へと導きます。
佐々木恭子アナの『カレーリレー』
仕事と育児に追われる母が夫と共に料理を分担することで、家族の絆を再び強くしていく様子が描かれています。
島田彩夏アナの『母からの梅干し』
都会での挫折を経て、母から届いた梅干しを通じて大切な記憶を再発見するアナウンサーのストーリーです。
西山喜久恵アナの『鯛の鯛』
旅館で育った少女が、家族の記憶と向き合うことで成長していく姿が描かれています。
宮司愛海アナの『もやもやのロールキャベツ』
忙しい三十一歳の女性が、一人でロールキャベツを作る中で抱える過去や選択への思いを解きほぐしていく様子が描かれています。
各作品は、味や家族、愛情といったテーマが織り交ぜられ、お腹も心も満たされるような物語が展開されています。
巻末座談会も必見
本書には著者5人による座談会が収録されており、作品の成り立ちや執筆に込めた思いを語り合っています。アナウンサーという視点から脱却したフィクションの世界を、彼らの言葉で紐解くことができるのもこの本の魅力です。
まとめ
『おしゃべりな食卓』は、料理を通じて人や家庭の思いを描く、心温まる短篇小説集です。フジテレビアナウンサーたちの新しい挑戦を、ぜひ手に取って楽しんでみてください。カバーイラストの魅力と共に、様々な物語が広がる一冊です。また、上垣皓太朗アナの挑戦を見たい方は、フジアナ公式YouTube『フジアナch.』も要チェックです!