新たなコントの魅力を発見!『くらべるネタSHOW バカリズムのキリクチ』
テレビでコントを楽しむことは多いですが、新しい視点でコントを評価する番組が登場しました。その名も『くらべるネタSHOW バカリズムのキリクチ』。バカリズムがMCを務め、さまざまな芸人たちが繰り広げるユニークなネタを比較し、その面白さを掘り下げていく内容です。この番組は、ただ見るだけでなく、芸人の技術や発想を観察する楽しみを教えてくれます。
番組の構成と内容
6月21日(土)に放送された第3弾では、はじめに【刑事】をテーマにしたネタが披露されました。参加したのはハナコ、ジグザグジギー、そしてGパンパンダの3組。特に気になったのは、バカリズムが「この設定、俺、思いつきたかった」と驚きを隠せなかったGパンパンダの独自な視点です。彼らのコントは新しい息吹が感じられ、見る者を楽しませてくれました。ジグザグジギーの奇想天外な展開には、バカリズムも感心しきりだったようです。
次に登場したのは【デスゲーム】ネタ。こちらはそいつどいつとラブレターズが担当し、その独特な笑いに引き込まれた人も多いのではないでしょうか。柴田英嗣(アンタッチャブル)は「ラブレターズワールドですね」と称賛し、池田美優(みちょぱ)も「くだらなさの中に賢さがあって面白い」と笑顔を見せました。このように、キャラクターの個性がしっかりと表現されている点も、本番組の魅力です。
今回の放送では、さらに新しい試みとして、バカリズムが書き下ろした台本を基にしたコントが登場しました。ファイヤーサンダーとシティホテル3号室が全く同じ導入からスタートしつつ、それぞれに異なる展開を見せるという画期的な試み。普段からお笑いに詳しい濵田崇裕(WEST.)は、これを見られて嬉しいと語りました。このように、同じシチュエーションでも芸人の持ち味や技術によって、全く異なるコントが生まれるのです。
バカリズムの思い
それでは、番組が進む中でのバカリズムのコメントも気になるところです。「芸人さんたちへの感謝しかない」と述べる彼は、コントの内容や準備に関しても自らの思いを語りました。特に「次は『導入が全く同じ』という設定のネタが見たい」と発言した彼にとって、今回の収録は特別なものであり、多くの芸人がそのために新たなネタを作成してくれたことに感謝の意を表していました。
また、彼が印象に残ったコントについても触れており、特にファイヤーサンダーとシティホテル3号室のために作られた新ネタの完成度には満足している様子。既存の持ちネタをちょっとアレンジすることも大事ですが、新たに作り上げるという姿勢が嬉しかったと語っています。
視聴者の楽しみ方
『くらべるネタSHOW バカリズムのキリクチ』は、見る者に思考の余地を与える番組。設定やテーマを元に、各芸人がどのようにコントを進めていくのかを楽しむことができるのです。もちろん、ただ単に面白いだけでなく、それぞれの芸人の個性や技を観察するのも楽しいポイントです。新しい笑いの形を見つけるため、自分自身の視点を磨いていくことができる、この番組の魅力をぜひ味わってみてください。次回の放送にも期待が高まります。