シコーとユタカマテリアル、共同出展で新たな可能性を拓く
シコー株式会社とそのパートナーであるユタカマテリアル社は、2025年6月11日から14日までタイのバンコクで開催されるアジア最大級の加工・包装技術見本市『ProPak Asia 2025』に出展することを発表しました。このイベントは、製造加工や包装に関する国際的なトレードショーであり、世界中から約2000社が参加予定です。
継続的な協力関係の深化
シコーとユタカマテリアル社は、すでに10年以上にわたり技術の交流と製品開発を進めてきました。今回の出展は、両社の関係をさらに深め、製品を発表するセッションとしても大変意義のある機会です。この経験を基に、アレンジバッグや粉漏れしないクリーンな両底袋など、環境への配慮と機能性を兼ね備えた包装資材を紹介する予定です。
展示製品の特長
粉漏れしないクリーンな両底袋
両底袋は、シンプルなクラフト紙と糊を使って製造され、適切な設計と塗布方法により粉漏れを防ぎます。この技術により、微粉末や流動性の高い原料の安全で清潔な包装環境が実現できます。生産現場の課題を解決するための新たなソリューションとなるでしょう。
アレンジバッグ
アレンジバッグは、クラフト紙を使用した段ボールの代替品であり、環境負担を減らすための工夫がされています。物流現場での使用に適したデザインで、トイレットロールやペットフードなど様々な用途に応じて広く使用されています。これにより、資材コストの削減やリサイクル効果が期待できます。
世界市場への展望
シコー株式会社は、20年以上にわたりタイ市場に紙袋を供給しており、信頼性を確立しています。加えて、オーストラリア、アメリカ、ブラジル、イギリス、サウジアラビアなど、さまざまな国に製品を展開することで、グローバルな市場におけるさらなる発展を目指しています。この目標に向けて、シコーの代表取締役社長、白石忠臣は「海外取引を30%まで増やすことを目指しています。タイ市場でのさらなる影響力を高めるために、ProPak Asia 2025への出展を決意しました」と述べています。
シコーとユタカマテリアル社の概要
シコー株式会社は、食品や化学品向けの包装資材を製造している会社で、その理念として「包装で創るストレスフリーな世界」を掲げています。タイのユタカマテリアル社も、食品や化学品用途に特化した高品質な紙袋を製造しており、その供給体制は確立されています。
最後に
『ProPak Asia 2025』を通じて、シコーとユタカマテリアル社は新たな市場機会を捉え、世界の企業にその高い製品品質を届けることを目指しています。私たちはこの共同出展を通じて、よりよい包装ソリューションを提供していくことで、業界全体に貢献することを期待しています。