東日本初のカーボン・ニュートラル酒蔵が未来の日本酒を発表
東日本に位置する小嶋総本店が、地球環境を意識した新たな日本酒『東光AIGAMO』を発売することを発表しました。この商品は、2025年のアースデーに合わせて4月22日に市場に登場します。小嶋総本店は、安土桃山時代に創業し、400年以上の長い歴史を持つ酒蔵として知られています。伝統を重んじるだけでなく、持続可能な酒造りを目指し、革新的な取り組みを行っています。
サステナビリティへの新たな挑戦
この度の『東光AIGAMO』は、自動抑草ロボット「アイガモロボ™」を使用して栽培した農薬不使用米を原料にしており、サステナビリティへの取り組みを象徴する商品です。アースデーは自然環境への感謝を表現する日であり、この日に合わせた新商品の発表は、その精神を体現しています。小嶋総本店は、これまでにもさまざまな環境配慮の活動を行ってきましたが、今回の新商品のリリースを通じて、より多くの人々にその意義を伝えたいと考えています。
『東光AIGAMO』の特徴
『東光AIGAMO』は、720ml入りのボトルで、販売価格は税込1,870円。アルコール度数は15%となっており、山形県産の酒造好適米『出羽燦々』を100%使用しています。精米歩合は80%と、米の個性を存分に引き出した仕上がりになっており、穏やかな香りと柔らかな飲み口が特徴です。甘みと酸味のバランスが絶妙に取れており、台湾やアメリカなど海外でも評価される品質を誇ります。
カーボン・ニュートラルへの道
小嶋総本店は、2020年に全量純米造りに転換し、醸造アルコールに頼らず純米酒の真髄を追求してきました。この努力により、海外市場においても高い評価を受け、2024年には輸出実績が2019年の1.5倍に成長しました。IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)では、最高賞を受賞するなど、品質の高さが証明されています。
環境への配慮とサステナビリティ
小嶋総本店の取り組みは、ただお酒を造るという行為を超えています。自社の酒造りにおいて、廃棄物をゼロにし、カーボン・ニュートラルを達成することを目指しています。酒粕を発電に活用することで、サステナブルな手法を取り入れた循環型の酒造りを実現しています。その成果は多くの評価を受けており、地域社会への貢献も大きなポイントです。このような背景を持つ『東光AIGAMO』は、単なる日本酒ではなく、次世代を見据えた挑戦の象徴となるでしょう。
展望と今後の活動
今後、小嶋総本店は海外へサステナブルな商品を積極的に展開していく計画です。特に、環境意識の高い市場での需要に応えることを目的としています。さらに、ボトルよりも軽い新商品の開発や、社員へのサステナビリティ教育など、取り組みを広げていく得るでしょう。
このような小嶋総本店の新たな挑戦は、未来の日本酒の形を示すものであり、多くの人々にその魅力を届けることになるでしょう。
まとめ
小嶋総本店の『東光AIGAMO』は、サステナビリティと高品質を両立させた純米酒として、我々に新しい日本酒の楽しみ方を提供してくれます。アースデーにちなんだこの新商品をぜひお試しいただき、環境への配慮に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。