DAIMとクラブ音楽の未来
2025-07-16 12:09:09

AIとWeb3が変革するクラブミュージックの新時代「DAIM」の始動

AIとWeb3が変革するクラブミュージックの新時代「DAIM」の始動



音楽制作のプロセスが変わりつつあります。DMC LAB、ジャスミーラボ、A-Nexus、DiscoverFeedが共同で立ち上げた新プロジェクト「DAIM(DMC AI MUSIC)」が、その革新の礎となるでしょう。これは、AIとブロックチェーン技術を融合させ、楽曲制作から流通、マネタイズまでを一手にサポートするプラットフォームです。

DAIMの仕組みと流れ


DAIMは、生成AIを用いた楽曲制作を誰でも簡単に行えるように設計されています。以下がその大まかな流れです:
1. 無料での楽曲生成: ユーザーはWebブラウザ上のAIツールを使い、メロディやビートを簡単に作成できます。
2. プロによるブラッシュアップ: 世界のトップDJやシンガー、動画クリエイターがその楽曲をさらに編集・リミックスします。
3. 保存・処理インフラ: GPUクラウド「JANCTION」が、高速レンダリングとデータ管理を担当します。
4. 世界デビュー支援: A-NexusがプロモーションやIPビジネスのサポートを行います。
5. 流通・マネタイズ: DiscoverFeedが、クラブやフェス、配信サービスでの楽曲活用と収益化を促進します。

このように、DAIMは誰もがアーティストとして挑戦できる環境を提供し、専門家たちがその可能性を広げる役割を果たします。

提携の背景と目的


現在、AI音楽市場は急成長しており、2024年には約13億ドル、2030年には約40億ドルに達すると予測されています。この市場の拡大を受けて、AIが生成する楽曲の著作権や収益の分配を、Web3.0技術で透明に管理する必要性が高まっています。

DJや映像クリエイターがリアルタイムでAI生成のワークフローを効率よく行うためには、高性能なGPUのアクセスが必須ですが、そのコストは高く、新興レーベルには大きな壁となっています。こうした課題を解決するために、DMC LAB、ジャスミーラボ、A-Nexus、DiscoverFeedの4社は連携し、「DAIM」の開発を推進します。

サービスの特徴


DAIMは、初心者でも直感的に使えるユーザーインターフェースを持つ一方で、プロフェッショナル向けの機能も充実しています。具体的には、業界特化型の生成モデルを用いており、権利管理もPolygonチェーン上においてNFTとして発行し、自動で二次流通ロイヤリティの分配が行われます。また、楽曲生成やパブリッシュは無料で、収益が発生した際には15%の手数料がかかります。

各社の役割とシナジー


DMC LABはクラブミュージックとWeb3のエコシステムを構築する役割を担い、ジャスミーラボはGPUクラウドを通じてAIモデルの開発と運用を行います。A-Nexusはアジア発の才能を国際的に展開し、DiscoverFeedはトップDJとクラブシーンをつなげ、新たな音楽体験を提供します。これらの連携によって、DAIMは「創作コストの低減」、「権利処理の透明化」、そして「グローバル収益化」を実現し、AI音楽業界の新たなスタンダードとなることを目指しています。

ローンチイベントレポート


2025年6月28日、東京・六本木のCROSS ROPPONGIにて、DAIMのローンチイベントが開催されました。昼の部では各社のCEOが登壇し、プロジェクトのビジョンを発表。夜の部では、DMCCOINホルダーや関係者を招待してのプライベートパーティーが行われ、世界的なDJ、Nickey Romeloがスペシャルセットを披露しました。

この取り組みは、音楽の創作を民主化し、誰もがアーティストとして成長できる可能性を秘めています。今後、DAIMは2025年11月にサービスを開始し、高品質な音楽制作を発展させていくことでしょう。新たな音楽の未来に、期待が高まります。


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